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ロードス島(4日間)おすすめ観光 リンドス・シミ島含む旅(上)

ロードス・タウンを拠点にした、日帰り観光のおすすめスポットを案内します。

実際の旅(5月中旬)では、夜、ロードス・タウン入りし、前泊しました。

1日目:リンドス観光
2日目:ロードス旧市街、スミス山観光
3日目:シミ島観光
4日目:カミロス遺跡見学 → 15:40発の便でロードス島出立

参考になれば幸いです。

 

リンドス観光(Lindos)

古代の3大都市(イアリソス、カミロス、リンドス)の中で唯一、現在でも人が住んでいる町です。ふもとが白い家々でびっしりと覆われた崖の頂(いただき)に、城壁と石柱がそびえ立つ・・・、バスの車窓からそれが見えたとき、感動しました!ロードス島を訪れたならば、必ず必ず、観光して頂きたい場所の一つです。

ロードス島 リンドス バスの車窓から

リンドスについて

現地で入手した観光パンフレットに、簡単な説明がありましたので、引用させて頂きます。

集落の上にそびえ立つ崖の上に、中世時代のアクロポリスがあります。その内部に、古代の建造物が隠れるように保存されています。 アクロポリスの最も高い位置にあるのがアテナ神殿で、ビザンチン時代と騎士時代の建物と美しく融合しています。

アクロポリスへは、徒歩、または町の広場でロバを借りてツアーを楽しめます。

紺碧の海、岩塊の周りに寄せ集まった白く輝く家々、そして数多くの民芸品店などは、この愛らしい集落の数ある魅力のうちの、ほんの一部にすぎません。

観光パンフレットより 一部引用し和訳

 

ロードス・タウンからの行き方(公共バス)

乗り場は、東部方面バス・ステーションで、所要時間は約1時間20分ほどです。リンドス行きバスに乗車しましたら、終点までリラックスできます。左側の窓から海とアクロポリスを見ることができるでしょう。

終点につきましたら、目の前の道を下っていきます。

ロードス島 リンドスの町へ通じる下り坂

 

途中、左側に小さなお店があります。

ロードス島 リンドス

 

坂を下りきると町への入り口です。レストランやみやげ屋、観光案内所(i)があります。帰りも同じ場所からバスに乗って下さい。

バスの時刻表はこちらですが、下記を参考にしてください。

時刻表の補足

KTELバスのロードスのHPに飛びましたら、「ローディング」にカーソルを当てプルダウンで出てきた「毎日」を選択。(画面が切り替わり、「ロードスの治療」と、なぜか出てきます)ここで英訳に切り替える(左上のイギリス国旗を押下する)と見やすいと思います。このページで往復の時刻表と片道料金をそれぞれ開いて見ることが出来ます。(右上の「地域を選択(Select Area)」でリンドスを選んでもエラーとなるかもしれません)

 

アクロポリスへの入場

リンドスの白い町を登り抜け、さらに小道を上へ登っていきますと、アクロポリスへの入口にたどり着きます。そこで入場料(旅行当時は12€)を支払います。

入口からほどなくして、岩壁に軍船が彫られているのが見えてきます。作者は、有名な「サモトラケのニケ像」と同じピュトクリトス、と言われています。説明ボードによると、紀元前2世紀初期のものとあります。

ロードス島 リンドス 岩壁の船

 

頂上には、石柱の神殿跡があり、海を背景にしてロマンティックな雰囲気です。そこから見える景色がさらに素晴らしく、リンドスの白い町並みやビーチ、さらに水平線のはるか彼方まで見渡せます。潮風がさわやかに吹き抜け、夢を見ているような心地になります。

ロードス島 リンドス

 

アクロポリスまでは坂や、階段を登っていきますので、歩きやすい靴がおすすめです。

博物館・資料館などはありません。

飲み水は必ず携帯しましょう。

 

「女ひとり旅日記 リンドスのアクロポリス」はこちらです。

その他

この町は、リゾート地としても機能しているようです。町から徒歩でビーチに降りて行けます。波がほぼない穏やかな浅瀬のビーチで、海水は透きとおるクリスタル・ブルーです。アクロポリスからよく見えます。

ロードス島 リンドス アクロポリスへ登る途中にて

 

町の散策も楽しいもので、狭い小道がまるで迷路のようです。レストラン、おみやげ屋、カフェなどが建ち並び、また、静かな裏通りでは、お昼寝の猫たちに遭遇したりします。時間がゆっくり流れていきます。

ロードス島 リンドス

 

実際の旅で

町の中は迷路のようなので、心配ならば、観光案内所で地図があるかどうか、または、ロバの乗り場やアクロポリスへの道を確認するのが良いでしょう。

実際の旅では、観光案内所は閉まっていました。地元民に尋ねてみますと、「今はまだ閉まっている」とのことでした。ただ、地図がなくとも、人の流れを見たり、道を尋ねたりできれば、特に問題はないでしょう。

 

「女ひとり旅日記 リンドスの白い町散策」はこちらです。

「女ひとり旅日記 リンドスのビーチ」はこちらです。

ロードス旧市街、スミス山観光

見どころがぎっしり詰まった旧市街。落ち着いた中世ヨーロッパの町並みは、完全にエーゲ海の島のイメージをくつがえします。この時空を超えた雰囲気を味わいながら町を散策するだけでも、楽しいものです。

ロードス島 旧市街

ロードス旧市街(Old town)

現地で入手した観光パンフレットに、簡単な説明がありましたので、引用させて頂きます。

中世の街

最も重要なのは、1988年にユネスコによって世界遺産に指定された中世の都市です。 壮大な中世の城、ビザンチン様式の寺院、騎士団の建物、石畳の道、モスク、ユダヤ人のシナゴーグ、正教会、広場、伝統的なお店など、それぞれ異なる文化や文明が一緒くたになり、複雑なモザイクを形成しています。

巨大な壁が街を囲み、壁の周りには騎士の時代にさかのぼる門があります。 これらの城壁に沿った散歩は、ロードスの新旧都市の壮大なパノラマビューを楽しむ絶好の機会となるでしょう。

 

騎士団長の宮殿

騎士の支配時代の最も重要な建造物です。もともとビザンチン様式の要塞(西暦7世紀)で、後に(14世紀の初めに)騎士団の行政の中心地として使われていました。 1856年に爆発によって破壊され、1930年代の終わり、イタリアの占領中、イタリア司令官の家として使用するために再建されました。

ここを訪れたならば、この建物独自の装飾に施されたモザイクの床、中世の家具、鏡、絵画、燭台(ろうそく立て)に感嘆することでしょう。

1階(エントランス)には、ロードスシティの2つの大きな展示があります。紀元前408年の創立からローマ帝国時代までのものと、4世紀から1522年のオスマン帝国占領時代までのものです。

 

考古学博物館

15世紀に建てられたゴシック様式の建物で、騎士団の病院でした。 ロードス島の芸術と、その周辺の島々の先史時代から初期キリスト教時代までの芸術と、騎士の支配時代の芸術を代表する傑作を収容しています。

 

ロードス市街の城壁

1522年、トルコに占領された当時の、ほぼそのままの形で保存されている、大変珍しい城壁です。14世紀に聖ヨハネ騎士団は、既存のビザンチンの要塞を頑丈に強化し、この城壁を造り上げました。 城壁には壮大な門と塔、橋、堀が設けられています。

 

ロードス島 城壁の堀 セント・アタナシウス門近く

 

その他、小石で舗装された騎士団通りにある騎士団各国の館やスレイマン・モスクなど、見どころはたくさんあります。時間が限られている場合は、的を絞って観光することをお勧めします。

 

「女ひとり旅日記 考古学博物館」はこちらからです。

博物館などの展示物の写真撮影は、かならず事前にルールを確認しましょう。(旅行当時:撮影はOK、ただしフラッシュは禁止でした)

 

スミス山(Monte Smith)

古代3大都市(イアリソス、カミロス、リンドス)を集約し、紀元前5世紀に、新しい都、古代ロードスがスミス山周辺に作られました。当時、アテネとスパルタが戦っており、ロードスはスパルタ側についていました。アテネの脅威に備え、都を集約したのだそうです。

ロードス島 スミス山

 

現地の観光パンフレットに、簡単な説明がありましたので、引用させて頂きます。

スミス山

ロードスの古代アクロポリスの遺跡がスミス山の丘にそびえ、その南側にある緑豊かな考古学公園内には、重要な古代遺跡が保存されています。 アポロ神殿の遺跡、そしてアテナとゼウスの神殿の一部も保存されています。 スタジアム(紀元前3世紀または2世紀ごろ)と小さな大理石の屋外のオデウム(奏楽堂)も残っています。

 

スミス山への行き方(公共バス)

市バスのバス停が、東/西方面行きバスステーションから近い、海沿いにあります。海沿いに沿って細長い公園と大きな車道があり、その車道に出れば、バス停に並んでいる人たちや近くにバスが停まっているのが見えます。

事前に、観光案内所(i)などで、行き先を告げ、最寄りのバス停を確認しておくと良いでしょう。(地図に印をしてもらってください)

6、または2番のバスで、所要約10分です。バスに乗りましたら、運転手に行き先を告げて目的地で降ろしてもらうようにしてください。もし、「Monte Smith(モンテ・スミス)」で通じないようならば、「Acropolis(アクロポリス)」、「Ancient stadium(古代スタジアム)などと、別の言い方で告げてください。

郊外の町中に降ろされます。茶色い看板に遺跡の案内が書いてありますので、その通りに歩きます。

ロードス島 スミス山への町中の案内板

 

だんだん住宅地になり、人を見かけなくなります。遺跡の立て札が複数出てくるので、いろいろとこの辺り一帯で、発見されていることがわかります。

横道にそれず歩き続けますと、左手にかなり広い草地と木々が見えてきます。

ロードス島 スミス山へ 遺跡までもう少し

 

草地を見ながらしばらく歩き続けますと、スタジアムにたどり着き、アクロポリスの石柱が見えてきます。

ロードス島 スミス山 古代スタジアム

 

帰りですが、実は、旧市街まで20分ぐらいかけて、歩いて帰りましたので、バスには乗りませんでした。もし、帰りもバスを利用するならば、バス停を探す必要があります。日本のように、必ずしも、行きのバス停の反対側に帰りのバス停があるとは限らないからです。最初は帰りのバス停を探していましたが、地元の方に尋ねたところ、「ここからなら15分で歩けますよ」と言われ、歩いて帰りました。

呼び方について:現地では、「Mt.Smith」ではなく、「Monte Smith(モンテ・スミス)」と呼ばれていました。現地の英語表記の地図でも「Monte Smith」とありましたので、ここでもそのように統一しています。

実際の旅で

実際の旅では、日中、旧市街の観光をしていましたので、スミス山行きのバスに乗ったのは17:30は軽く過ぎていました。(現地では日本の14~15時くらいの明るさでしたが)そのせいもあったのか、途中、人影はあまりなく、遺跡の資料館も閉まっていたようです。

スタジアムには20人くらいの人々がいましたが、観光客というよりは、地元民が公園に遊びに来ている、という感じで、ウォーキングをしている人々や、自転車で子供たちが遊んでいたりしました。(特に入場料もなく入れました)

ロードス島 スミス山 古代スタジアム ウォーキングをする人

 

他のテアトロ(オデウム)や、神殿もロープが張られていましたが、近くまで行って見るのは無料でした。

アクロポリスの丘から、海が遠くに見えます。

 

「女ひとり旅日記 スミス山編」はこちらからです。

ロードス島(4日間)おすすめ観光 リンドス・シミ島含む旅(下)はこちらです。

 

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