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テサロニキ(2日間)おすすめ観光 テサロニキ市内観光 (下)

テサロニキ(2日間)おすすめ観光 ヴェルギナの遺跡 (上)の続きです。

テルマイコス湾を望むベイエリアに、観光スポットは集中しています。考古学博物館、遺跡、教会、市場、海沿いの散歩道などなど・・・ぜひ、このエリアに宿泊して、市内観光を存分に楽しみましょう。

実際の旅(5月下旬)では、夕方、テサロニキ入りし、前泊しました。

1日目:ヴェルギナ(フィリッポス2世の墳墓見学)、市内観光
2日目:市内観光(テサロニキ博物館・他)→ 17:00発のバス便で出立

参考になれば幸いです。

テサロニキ考古学博物館(Archaeological Museum)

ここは、ぜひ、見学して頂きたい場所です。入場チケットは(旅行当時)8ユーロでした。古代マケドニアにおける出土品の中には、ヴェルギナの、フィリッポス2世の墳墓から出土した宝物も含まれており、見応えは十二分にあります。嬉しいことに、日本語のパンフレットがありました。(※館内の展示ボードはギリシャ語と英語のみ)

展示内容について

展示は、6つのセクションに分かれています。パンフレットから引用させて頂きます。

 

●先史時代のマケドニア (地階)

この展示ユニットはまだ人類が出現する前の時代から始まります。初期類人猿であるマケドニアン・ウラノピテクスの頭蓋骨の断片の石膏模型を展示しており、続いて旧石器時代(紀元前350,000年ー紀元前10,000年)、そして有名なペトラロナ人(紀元前200,000年)の頭蓋骨の複製、さらに、生産活動段階の始まりとともに、狩猟、漁業、農業、牧畜業、調理、貯蔵、機織り、金属加工、交易、技術といったテーマごとの集合体展示へと続きます。これらと並行して、先史時代の人々の神秘的、観念的関心事に関わるものを展示してあります。

 

●都市の誕生へ (1階)

この展示ユニットでは、紀元前1,100年ー紀元前700年のマケドニアにおける鉄器時代の集落について証明するものを展示してあります。数世紀にわたり、中心部の建物とそれに付随する多くの農作物倉庫からなる集落が再編され、作られました。カスタナス、フィラデルフィア、アシロスやテッサロニキのトゥンバなどがそれに当たります。同時に、中央ギリシャや南ギリシャさらには小アジア沿岸地域との交易や交流が盛んになりました。エレトリア、アンドロス、ハルキダといった南ギリシャの都市国家が、テルマイコス湾ならびにハルキディキ沿岸に、メンディ、アカントス、トロニ、スタギラ、ディケア、メソニといった植民都市を設立します。その頃、オリンポス山の北部からピンドス山の東方で地盤固めをし、紀元前7世紀以降そこから全マケドニア地域に支配を広げたアルゲアス・テメノス王朝マケドニア王国は、これらの地域の住民の植民経験を有効に利用しました。

 

●紀元前7世紀から古代末期のマケドニア (1階)

この展示ユニットの展示物は、アルカイック期ー独立国家としてのマケドニア王国建国の時代ーから、マケドニアがローマ帝国の属州であった帝国時代(紀元前1世紀ー4世紀)までの、マケドニア人の生活面を紹介しています。

テサロニキ考古学博物館より

 

8つの大テーマ展示により、マケドニアの都市の政治、軍事、社会・経済組織、芸術・文学、宗教、祭儀・習慣について、地域の公的・私的生活のさまざまな様子がわかります。主に中央マケドニア(テッサロニキ県、ピエリア県、キルキス県、ハルキディキ県)での新旧発掘調査で出土した数多くの出土品が展示されています。

 

●マケドニアの中心都市、テッサロニキ (1階)

このユニットには、都市についての歴史的・考古学的資料を展示してあります。都市が築かれた紀元前315年当初そでにアレクサンダー大王の世代と結びつきをもちつつ、言語、文化そして輝かしいマケドニアの歴史の記憶を留めながら、ローマ時代にはマケドニア州の重要な中心地となっていました。

 

●マケドニア人の黄金 (1階)

この展示には、主にアルカイック期と古典期の墓地を始めとしてさまざまな遺跡から出土したすばらしい芸術品の展示物が含まれています。同時に貴金属の加工処理の全工程について、採鉱段階から始まり、古代マケドニア人の公私の生活で使われていた貴重品にみられる複雑な装飾技術までを説明しています。

テサロニキ考古学博物館より

 

●畑 住まい 庭 墓所 (中庭)

「畑 住まい 庭 墓所」と題された庭空間の常設展示は2つの部分から構成されており、テッサロニキの全盛期であった2世紀から4世紀のものとされる収蔵品を展示することで、屋内展示を補完しています。

第一部では仮説的に共同墓地の一部が復元され、古代都市の西部墓地および東部墓地から発掘された出土品、石棺、祭壇を置いてあります。

第二部は、架空のギリシャ・ローマ風の家を再現したもので、現代の建築材料で建てられました。ここには本物のモザイクの床や、家庭生活および私生活に関連するその他収蔵品を展示しています。

パンフレットから引用

 

館内見学の注意

1. 展示物の写真撮影は、かならず事前にルールを確認しましょう。(旅行当時:フラッシュは禁止、撮影はOKでした)

2. 展示は地下にもあります。

ホワイト・タワー(White Tower)

15世紀にヴェネツィア人によって築かれたものです。空港から利用したバスのチケットに、このホワイト・タワーが図案化され、印刷されていました。テサロニキのシンボルとして、地元の人々に愛されていることを実感しました。塔に上ることもできるようです。近くに考古学博物館があることから、もし、海沿いの道をたどって行くのなら、ちょっとした目印(ランドマーク)にもなるでしょう。(冒頭写真をご覧ください) タワーの近くには、アレクサンドロス大王の騎馬像もあります。

ロトンダ(Rotonda)

テサロニキ ロトンダ

 

外観からは、どう見てもモスクにしか見えないのですが、元々はローマ皇帝ガレリウスの霊廟として建造された、という不思議な円柱形の建物です。尖塔(ミナレット)はモスク時代の名残だそうです。古くは教会として使われていた時代もあるようで、現在も、中に十字架が掲げられ、儀式などに使われるようです。恐ろしく天井の高い建物で、ガラーンとして、ほの暗く、少し空気がひんやりとして湿気があるような、それでいて、妙に居心地が良く、心が落ち着いてくるような、そんな不思議な場所でした。壁に残ったモザイク模様も美しかったです。世界遺産に登録されています。入場料:2ユーロ(旅行当時)

テサロニキ ロトンダ内部

 

ガレリウスの凱旋門(The Arch of Galerius)

テサロニキ ガレリウスの凱旋門

 

ロトンダのすぐ近くにあります。普通の町中に突然、ただならぬ雰囲気の歴史的建造物が現れるので驚きます。ロトンダの章で触れたローマ皇帝ガレリウス(当時はまだ皇帝ではなかった)の戦勝記念に建立されたそうです。細かくて複雑な浮彫が、失われつつありますが、柱の側面はまだ比較的残っています。

テサロニキ ガレリウスの凱旋門

 

アギオス・ディミトリオス教会(Agios Dimitrios)

テサロニキの守護聖人、ディミトリオスが殉教した場所が教会の地下にあり、見学ができます。聖人に因む遺跡や、教会をかつて装飾していたレリーフや彫刻などの展示があります。見学時間はインフォメーションなどで確認しましょう。

テサロニキ アギオス・ディミトリオス教会 地下聖堂

 

ちなみに、旅行当時、教会の売店の男性に見学時間を尋ねたところ、「なるべく午前中に来なさい、見学は2:30までだから。」とのことでした。(最新情報を確認してください)

 

古代アゴラ(フォロロマーノ)(Roman Forum)

町中に残る広大な遺跡で、アギオス・ディミトリオス教会の近くにあります。アーチ型屋根の柱廊、列柱、地下回廊、オデオン(音楽堂)などがあります。テサロニキ考古学博物館に展示写真があります。

テサロニキ ローマ時代のアゴラ(フォロロマーノ)

 

アリストテルス広場(Aristotelous Square)

テサロニキ アリストテルス広場

 

大きくて真っ白な建物が印象的な、ベイエリアのショッピング・モールです。花壇も美しく整えられ、雰囲気のある場所です。夕方に出かけましたが、人が多く賑やかでした。アリストテレス像とおぼしき銅像の周りには、待ち合わせなのか人がたくさんいて、思わず東京渋谷のハチ公像を思い出してしまいました。

テサロニキ 海を背に振り返ったアリストテルス広場

 

市場(Market)

時間があれば、覗いてみるのも面白いかもしれません。チラッと通りかかった時に、乾物・香辛料屋さんが見えて、時間があったら見たかった~と思いました。アリストテルス広場から近いです。

テサロニキ

 

海沿いの散歩道(ニキス通り)(Nikis Avenue)

テルマイコス湾に面した散歩道です。アリストテルス広場を通り抜けて、この道に出ることも出来ます。海を右手に歩けば、正面にホワイト・タワーが見えます。写真は朝、考古学博物館に行く途中で撮りました。ジョギングしている人や、すぐ近くではボートの練習をしている人たちもいました。夕方はもっと人が増えて、夕日のやわらかな日射しが雰囲気を変えます。

テサロニキ ニキス通り

 

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