あの後ろ姿は…
地図によると、アギオス・ディミトリオス教会からロトンダまでは1キロもない。よって歩いても15分かからない程度で行けてしまう。(ロトンダについてはこちら)
教会を出てしばらく歩いていると…
おや?
前を歩くお二人の姿に目が釘付けになった。
神父さま?!
この辺りで教会といえば、アギオス・ディミトリオス教会しかないだろう。
なんて偶然なのだろうか!(笑)
路上駐車に仰天!
それにしても、裏道を歩いていて驚くのは、とにかく路上駐車の数がハンパないことだ。日本人ならば、誰でも驚くことだろう。道路の両脇は、色とりどりの車の帯でカラフルにふちどられている。とにかく、車の行き来がほぼない裏通りならば、両脇は路上駐車の車でびっしり、と考えてよいだろう。
なかには、行儀の悪い車もある。歩道に鼻先を突っ込んでいるので、歩行者は体を横にして歩道を歩かなければならない。狭い場所では、とうとうスペースがなくなり、車と車の隙間からやっとのことで車道に脱出した場所もあった。
もう! 歩行のじゃまだぁーー!
さらに歩くと、見晴らしの良い、広くてまっすぐな道に出た。しかし、ホッとするのも束の間、はるか向こうの真正面にはロトンダの姿が見える。「ヤッター!」と喜びたいところだが…。それよりも、はるか遠くロトンダまで続く、さらなる路上駐車の数に圧倒された! しかも車列が2列になっている場所もある。
うわぁ!(もう、どんだけ~笑)
ロトンダに、かなり近づいてきた。「まさか」とは思ったが、本当に路上駐車はロトンダまでつながっていた。
ロトンダ テサロニキ
ロトンダ入場
目的地にたどり着くまでに、いろいろ圧倒されっぱなしだったが、とにかくロトンダの門をくぐったところで、やっと落ち着いてきた(笑)。入場料は(旅行時)2€ほど。まずは、ユニークな外観をウォッチング。
ロトンダを見上げたところ。円筒形の建物に、空高くそびえる尖塔(ミナレット)。
敷地内のお庭。柱に囲まれた中央の石からは、かつては水が出、その音が涼しさと安らぎをもたらしていたのだろう。ここは立ち入り禁止だった。
ちょうどバラが咲いていた。手前の白い石碑が、さらに雰囲気をロマンチックに盛り立てている。ここは、西洋と東洋が入り混じった不思議な空間だ。
柱の奥がロトンダ内部への入り口となっている。さっそく入ってみよう。
冒頭写真:(アギオス・ディミトリオス教会方面からの)ロトンダへの道