ひとり旅日記 ギリシャ

女ひとり旅日記 ロードス リンドスのアクロポリス ギリシャ旅29

以下は、「女ひとり旅日記 リンドスのアクロポリス 第2弾」です。第1弾はこちらです。

鮮やかな青、白く輝く古代建築

アクロポリスへ入り、見学をいくらもしないうちに、あまりの暑さに「いったん休め」と脳が言ってきた。すぐさま、休憩をとる。

潮風にあたろうと崖っぷちへと向かう。

太陽200%全開!!

おかげで、すばらしい海の青さに恵まれた!!

海岸から沖にかけて、うすい水色から緑がかった青へと広がっている。崖のすぐ下を乗り出して見てみると、涼しげなクリスタル・スィー・ウォーターが岩を洗っている。

ロードス島 リンドス(ズーム写真)

 

そして・・・後ろを振り返れば、白いギリシャの石柱がそびえ立つ。その、正々堂々とした、まっすぐな姿に一種の畏怖と潔さを感じる。

何本もの柱を等間隔に規則正しく建て、その上にまっすぐな梁(はり)を渡している。ダイナミックな直線の美を追求したギリシャ建築。

石柱が立ち並ぶ様子は、さぞ美しかったことだろう。

「ギリシャ人はローマ人が建てたように、アーチ状に建築する技術も持っていたが、あえてそうはしなかった。好まなかったからである・・・」と、以前読んだ本の言葉を思い出した。

実際、本物をこの目で見て、納得させられた次第である。

天上への入り口

柱が列をなし建ち並ぶ、古代ギリシャ建築を初めて肉眼で見たのが、ここリンドスだった。リンドスは本当に美しかった。

アクロポリスの一番低い位置から見上げると、石柱の向こうには青空しか見えない。まさに神の住む場所、天上への入り口のように、わたしには見えた。

ロードス島 リンドス

 

いよいよ、柱の向こう側、青空への階段を登る。

どんな景色が広がっているんだろう?

登りながら、ドキドキ、わくわく!(笑)

ロードス島 リンドス

 

間近にせまる列柱。一緒に写真を撮ろうね!と心の中で語りかける。

ストア

天上への入り口のように見えた、階段から見えた列柱は、実はストアに属するものであった。展示ボードがあったので、早速、詳細を見てみよう。

「上はストアの復元図で、下の図は現在のストアの状態」を表している。(冒頭の写真はちょうど図の左翼の部分にあたる。空と海をバックに建つ柱群は、誰もが「写真に収めたい!」と思うような魅力にあふれていた)

ロードス島 リンドス ストア 展示ボードより

 

「発掘当時のストア(1912)」の写真

ロードス島 リンドス ストア 展示ボードの写真

 

「ストアの東棟の修復工事(1996)(新しい柱頭の制作作業)」の写真

ロードス島 リンドス 展示ボードより

 

ストア

Π(パイ)の字型のドーリア式ストアは、プロピュライア(聖域の前門)の大階段の両側に対称的に配置された、屋根付きの両翼で構成されています。 長さは約89メートル・・・、・・・紀元前3世紀末に建てられました。

紀元前1世紀の終わりに、14のヴォルト(アーチ状の天井を持つ倉庫?)の建設により、ストアの前(テラス)が拡張されました。 以前の階段を入れ替えて、ストアに通じる階段がテラスの真ん中に設けられました。・・・

テラスの下には5つの貯水槽がある2つの複合施設があり、ストアとプロピュライア(聖域の前門)の屋根から雨水が集められました。それらの全体的な容量は300立方メートルと推定されています。 ・・・

展示ボードより一部引用し和訳

 

プロピュライア(聖域の前門)の大階段から、ストアの列柱とはるか彼方の水平線を眺める。

ロードス島 リンドス

 

 

つづく

リンドス観光の詳細こちらです。

 

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