ひとり旅日記 ギリシャ

女ひとり旅日記 テサロニキからメテオラ バス旅 ギリシャ旅88

マケドニア・バスターミナルへ

無事、テサロニキの郷土菓子パン「ツレキ」を入手したわたしは、エグナティア通りのホテル:エル・グレコに戻り、荷物をピックアップすると、そのまま、タクシー乗り場へ向かった。時刻は16:00を少しまわったところ。

ホッ!(予定通り)

17:00発のバスには、余裕で間に合う。

いざ、テサロニキを離れると思うと、やはり寂しさがこみ上げてきた。テサロニキの良さがわかりかけてきて、やっとこれから…という時だった。市場を見てみたかったし、アレキサンダー大王のいる海辺もゆっくり歩いてみたかった。それに「ツレキ」のお菓子屋さんも、もっとじっくり見たかった~!(笑)。

後ろ髪を引かれながらも、タクシー乗り場に到着。運転手さんは女性だった。実は、マケドニア・バスターミナルへ行くのは、2度目である。ヴェルギナの日帰り旅行の際にも、利用したからである。途中、寂しい道へとタクシーは入って行くが、それはバスターミナルが街の郊外にあるためである。

メテオラへGO!

メテオラへは、トリカラを経由し、カランバカ(終点)で降りる。21:00着の予定。まずは、窓口でカランバカ行きのチケットを買い、バス乗り場(経由地である「トリカラ」と書かれた案内ボードの下)でスタンバイ。

テサロニキのバスターミナル トリカラ行の看板

 

チケットには、出発時間(time)/バス乗り場(platform)の番号/座席(seat)番号などがギリシャ語/英語で表記されている。乗り場に関しては、チケット購入時、窓口係員より説明もあるので、迷うことはないだろう。

バスが入ってくると、バスの前に係員が立ち、乗客の差し出すチケットをもいでゆく。チケットをもがれたら、今度はバスの荷物室に大きな荷物を預け、身軽になってバスの座席に落ち着くことができる。

ホッ!

ひとまずの安心と、興奮が入り混じる瞬間。

さあ、テサロニキを出発! そして…

いざ、メテオラへ!(笑)

ペパーミント色の…

しばらくは、バスに身を任せ、リラックスできる~と思った矢先…

ハッ!

突如、ぼんやりしていたわたしの目に、鮮やかなペパーミント色が飛び込んできた。

ん、もしや?!

わー! この人も…、あの人も…?!

わたしは、気づいてしまった。なんと、あの、「ツレキ」のお菓子屋さんのペパーミント色の箱を持った人たちが、バスのあちこちに座っていたのである(笑)!! もちろん、わたしも貴重品とともに、ツレキの箱を大事にバスの中に持ち込んでいたので、その中の一人になっていたのだが…。

あー、やはり、あのお菓子屋さんはテサロニキで有名なのだ…

ギリシャ人たちがおみやげに買っていくのだから、間違いない!!

わたしは、手元のペパーミント色の箱を見つめながら、内心ホクホクが止まらなかった。

車窓の風景

経由地のトリカラまで約3時間かかるのであるが、その、トリカラに着くまでにも、メテオラに負けない美しい山々の風景を見かけた。

何層にも重なってそびえる山々。

メテオラへ バスの車窓から

 

丘の頂上に、とつぜん現れた城壁。

メテオラへ バスの車窓から

 

慌ててシャッターを切ると、あっという間に、後方へ消え去っていった。

メテオラへ バスの車窓から

 

再び、山の風景

メテオラへ バスの車窓から

 

ダイナミックな山の斜面。

メテオラへ バスの車窓から

 

まだまだメテオラは先。トリカラにさえ着いてないが、山の景色を堪能できる。

メテオラへ バスの車窓から

 

町中にさしかかり、りっぱな教会を発見!

バスの車窓から メテオラへ

 

なだらかな山が広がってきた。

バスの車窓から メテオラへ

 

そして…バスはトリカラへ到着!

つづく

冒頭写真:バスの車窓から

 

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