ひとり旅日記 ギリシャ

女ひとり旅日記 ナフプリオン エーゲ海ブルー ギリシャ旅173

真っ昼間のナフプリオン

さて、考古学博物館の見学が終わるも、日はまだ高く、バスの出発時間までには、かなりの時間が余っていた。どうしようかな…と思うも、わたしはまだ、青空の下、ナフプリオンの海を見ていないことに気づいた。

そうだ! エーゲ海ブルー‼

これまで日中は、いつも遺跡見学をしていたので、夕焼け色の海しか見たことがなかったのだ。そうと決まれば、考えるより先に「ヤシの木の海岸通り」へ、足が動き出す。そして…

うわー‼

ナフプリオン

 

ナフプリオン、初めての「エーゲ海ブルー」に感動!

ナフプリオン

 

夕焼けの海もステキだけれど、真昼の海もとってもきれい‼ ヤシの葉の影もくっきり‼

ナフプリオン

 

影の主は、この子。青い空に青い海のナフプリオン、とっても新鮮!(わたしだけ?)

ナフプリオン

 

さあ、お次は、ヤシの木たちの撮影へ。この一直線に並んだヤシの木たちが公園のシンボルになっている。

ナフプリオン

 

海を背に振り返ると、満開のブルーの花。近寄ってみると…

ナフプリオン

 

ルリマツリだった。ギリシャのルリマツリは大きく育って元気だな~と驚く(偶然にも、わたしはこの花を気に入って、鉢植えを育てているが、こんなにたくましくは育たない)。

ナフプリオン

 

水際はこんな感じ。岩がゴロゴロ。

ナフプリオン

 

ナフプリオン

 

海辺の散歩道へ

日差しがチクチク痛かったが、美しい「エーゲ海ブルー」につられ、そのまま海辺の散歩道へ足をのばす。

ナフプリオン

 

女の子2人、誰もいないと思っていたが、日影一つない、船着き場の旗の下に。

ナフプリオン

 

真昼の太陽の下、全く違う雰囲気の海辺の散歩道。

ナフプリオン

 

サボテンが、心なしか生き生きしてるよう~(笑)

ナフプリオン

 

ナフプリオン

 

美しい青の世界に染まる。

ナフプリオン

 

岩のトンネルに入り、振り返ったところ。

ナフプリオン

 

そして、向こう側。真正面の崖上には「パラミディの城跡」がそびえる。

ナフプリオン

 

トンネルを抜けたところ。岩のオレンジと海の青緑の対比が美しい。

ナフプリオン

 

目が覚めた‼

そして…

うっわー! 目が覚めるようなブルー!

ナフプリオン

 

まるで、ゼリーのような、さわやかなクリスタル・ブルー‼ ナフプリオンの海は、こんな色も見せてくれるんだ、と感動‼

ナフプリオン

 

潮風で、いっそう折れ曲がってしまった松。ギリシャの海岸には思いのほか、松の木が群生していて親しみがわく。

ナフプリオン

 

水際へ下りる小道を発見。行ってみよう!

ナフプリオン

 

水際までしっかりブルー。まるで、透明な青いインクで着色されているよう…。

ナフプリオン

 

うわー‼(もはや、美しすぎて、言葉が出ない)

ナフプリオン

 

オーブンの中…

さて、美しい海に心から感動し、歓声を上げながらここまで歩いて来たものの、実は、海辺の散歩道へ足を踏み出した瞬間、わたしは激しい後悔の念に襲われていたのだった…と言うのも、恐ろしい太陽の熱射に包まれ、息は苦しく(ホテルのオーナーのお姉さんの言う通り)、まるでオーブンで熱せられた空気の中を歩くようで、瞬く間に全身が汗にまみれ、服が皮膚に貼りつく様子に驚いたのだった。(夕方とは、まったく違う。地元の人々(子供を含む)が、夕方になってから、外に出てきて散歩を楽しんだり、遊んだりするのは、このような理由があったのだ…)

うわぁ…、だから人がいないんだー‼

そりゃ、わざわざ、こんな暑い中、誰も歩きたがらないよなぁ…と、たまらず、引き返そうと思ったが、結局、エーゲ海ブルーへの好奇心が勝ったのだった(笑)。あの、岩ツバメさえ、飛んでいなかった…彼らも暑さを避け、お昼寝をしていたに違いない…。

強者(つわもの)たち

しかしながら、小石のビーチ近くの岩場で、人を発見した‼

たしかに、海水浴日和だよね~、気持ち良さそう~

ナフプリオン

 

と思ったが、それよりも、この普通ではない、狂気の暑さの中「泳ぎに行こうぜ!」という彼らの発想・行動力に驚き、感心した(日が傾いてからでも、十分楽しめると思うけれども…)。

ナフプリオン

 

まあ、とにかく、ギャップの差(涼し気でさわやかな、青い青いエーゲ海ブルーと、溶けて蒸発してしまいそうな狂気の暑さ…)に、驚嘆した一件であった…そんなことを思いながら、なるべく汗をかかないよう、体力を消耗しないよう、わたしは街を目指した。

下写真:松の木のトンネルとサボテン(海辺の散歩道)

ナフプリオン

 

つづく

冒頭写真:船着き場の2人の女の子(海辺の散歩道から)、ナフプリオン

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