ひとり旅日記 ギリシャ

女ひとり旅日記 ロードス島 シミ島へ日帰り旅 ギリシャの旅45

パノルミティス 到着

パノルミティスに近づくにつれ、海の色が変わってきた。

きれいだな~

シミ島

 

シミ島

 

シミ島

 

目が覚めるような、明るい水色。少し緑がかっても見える。

シミ島

 

そして、船は停泊するため、湾の中で方向転換をした。

ゴゴゴゴゴゴ・・・

海の底から砂が舞い上がり、水色の海にベージュの絵の具が浮かび上がったようになった。

おっとっと・・・、こんな風になるんだね・・・

シミ島

 

そして、無事パノルミティスに到着。この付近の山にだけ、緑が豊富である。教会の周囲にちょこっと住居がある。

シミ島 パノルミティス

 

チケットで戻る時間を確認して下船。この町は滞在時間が短い。

海辺を散策していると、太陽の光が急に強くなってきた。色彩が一気に鮮やかになる。

シミ島 パノルミティス

 

わたしの船、パナギア・スキャデニ号

シミ島 パノルミティス

 

ゆらゆら涼し気な水面

シミ島 パノルミティス

 

沖の方を眺めると・・・

わっ! 水平線が見えない!

シミ島 パノルミティス

 

そう、ここは、天然の巨大な要塞にぐるりと囲まれているのであった。

教会

海辺の散策を終え、ひときわ目を引く塔の中へ入ってみた。

シミ島 パノルミティス

 

シミ島 パノルミティス

 

入り口には、天使のレリーフ。

シミ島 パノルミティス (ズーム)

 

床には、白と黒の玉石のモザイクで、双頭の鷲が描かれている。モザイクは中庭のジグザグ模様へと続き、その鮮やかさに圧倒された。(冒頭写真も合わせてご覧ください)

シミ島 パノルミティス

 

シミ島 パノルミティス

 

人が多いのは、われわれ観光客が押し寄せたから、と思っていたが、今日は日曜日だった。教会のミサに参加する、地元の人々。教会の中に入るのは、はばかられた。

シミ島 パノルミティス

 

教会の中庭。静かにたたずむ白鳥。

シミ島 パノルミティス

 

小さな博物館

中庭の雰囲気をゆっくり味わうも、時間はまだまだ余っていた。そこで、併設の博物館を見学することにした。島の文化を紹介している。

鍋やホウキなどの生活用具

シミ島 パノルミティス 博物館

 

寝室。鮮やかな色のベッドカバーや敷物。木靴が目を引く。

シミ島 パノルミティス 博物館

 

機織り機。糸をつむぐ道具(?)や色鮮やかな敷物。

シミ島 パノルミティス 博物館

 

落ち着いた雰囲気の居間

シミ島 パノルミティス 博物館

 

貯蔵庫

シミ島 パノルミティス 博物館

 

シミ島 パノルミティス 博物館

 

年代のわからない古い壺。貝殻でフタをされている。(左)

シミ島 パノルミティス 博物館

 

小さな集落

再び中庭。出口から見える、あまりにも鮮やかな海の色に、ハッとする。

そうだ、ここはシミ島だった

シミ島 パノルミティス

 

まだ、時間は十分余っている。そこで、海辺から陸地側へ入り、町を散策することにした。民家を抜ける路地を歩くも、すぐ裏山の畑になってしまう。町と言うには小さすぎる。

村? うーん、集落・・・って感じかな?

シミ島 パノルミティス

 

白い家と家の間から、突然、予期せぬ目の覚めるような海の青がのぞく。そのたびに、わたしはハッとして、何度でも新鮮に驚けることに自分で自分を笑った。

シミ島 パノルミティス

 

子どもたちの自転車大会

海辺のカフェの屋外テーブルは、結構人で埋まっていた。わたしは、海に面した建物近くの日影でちょっと休むことにした。

ふと見ると、いつのまにか、海辺には、自転車競技の会場が設置されていた。幕がはられ、優勝カップが並び、本格的である。大会はすでに始まっていた。

シミ島 パノルミティス

 

子供たちは大人顔負けのいでたちで自転車にまたがり、真剣そのものだ。一人ずつ、間をあけて「よーいドン!」で飛び出す。タイムを競っているのだ。

みな勢いよくスタートを切り、やがては登り道になるまっすぐな道を全速力で飛ばしていき、あっという間に消えていく。

ワーオ!

シミ島 パノルミティス

 

子どもたちのエネルギーには圧倒された。

そして、さらに驚くことに、中には女の子もいた。

すごいなぁ!

ここで、わたしは思い出した。

そういえば! 船の中で自転車見たな・・・

そう、この大会に参加するためだったのだ。

なるほどね~

何回も繰り返されるスタートに、いつのまにか、わたしは聞き耳を立てていた。どうやら、

「3,2,1、パメ!」

と言っているようだった。そして選手がスタートを切ると、周りの応援団が・・・

「パメ!」「パメッ!」

と声援を送っているようだった。

シミ島 パノルミティス

 

もしかして「GO!」って意味なのかな?

帰ったら、さっそく宿の主人にきいてみようと思った。

第2寄港地、シミへ

しばらく自転車大会の様子を見学したあと、時間になり、船はパノルミティスを出港した。滞在時間は短いと思ったが、十分すぎるほど余裕であった。

シミ島 パノルミティス 出港

 

この美しい湾ともお別れ。

シミ島 パノルミティス 船のデッキから

 

目指すは、2番目の寄港地、シミ。

シミ島 パノルミティス 出港

 

つづく

 

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