オリンピアから、再びピルゴスへ
オリンピアをホテル前のバス停から8:00に出発、そしてピルゴス到着は8:40の予定…と、昨夜、ホテルのご主人が書いてくれたメモを、バス中で確認する。彼は、ナフプリオンへのバス旅のスケジュールを(乗換も含めた各ステーション名、出発時間、所要時間、ホテル名、電話番号を)親切にも、ポストイットに書いて手渡してくれたのだった。
わたしは、まるでこのメモが、旅のお守りであるかのように、心強く感じた。
さて、オリンピアの町を抜けると、バスは、青空の下、山、また山の道を走り、再び、バラの花の美しい山村を通り抜け、ピルゴスに到着した。
ピルゴスに着くと、わたしは、チケット売り場へ直行し、昨夜、ホテルのご主人に言われた通り、ホテル名を出し、予約チケット「ピルゴスー(トリポリ経由)ーナフプリオン」を無事、購入することができた。
ピルゴスからトリポリへ
1時間弱の乗り継ぎ休憩をした後、ピルゴスを9:30に出発。そして、トリポリには12:00頃、到着の予定であった。
わたしは、これまでにも、車窓の景色にあきることなく、長い移動中でも眠ってしまうことはなかったが、特に、今回のバス旅は、ガイドブックに「”オリンピアからトリポリに至る道は、絶景。…バスの窓から、地面が見えないようなカーブを走り、スリル満点”」と、あったので、絶対に見逃せない!と思っていた。が…
トリポリに至るまでの、ギリシャの大自然の風景は、もちろん、すばらしいものであったが、しかしながら、”地面が見えないようなカーブ”は、なんと、一向に出現しないまま、バスはトリポリへ到着したのである!
あれ…?
わたしは、何とも言えない、キツネにつままれたような気分になった。
トリポリでの5時間
さて、ここトリポリまで来たら、次は「ナフプリオン」行きバスへ乗り換える必要があるのだが、今日は日曜日…ということで、次の「ナフプリオン」行きは、夕方5:00出発だった。今は、ちょうどお昼どき。
あと、5時間!!
平日ならば、2時か3時ぐらいのバスがあったのだが、土・日・祝日は、便が減ってしまう。ピルゴスのチケット売り場で、予約したバス・チケットを買う際に「次のナフプリオン行きは…5時だけど?!」「5時でいいのね?!」と、何度も念を押された。もちろん、早い便があれば、それに越したことはないが…
日曜日なんだから、他に、便はないじゃない?
なーんて思ってしまう。
トリポリの誤算
さて、トリポリとは「大きな町」という以外に、わたしは何の情報も持たず、ここに来たわけだが、わたしが想像していた”山の中”とは、似ても似つかぬ場所であった。
バスターミナルの周りには、これと言って何もない。走り抜けてきた山々は遠く、だだっ広い平野が広がる中、一直線に走る車道の両脇に、商業施設やお店がパラパラと建っている程度。そして、バスターミナルの目の前には、草ぼうぼうの更地が広がっていた。
そんな様子から、ここはトリポリの町から遠く離れた、郊外に建てられたバスターミナルに違いない、と思った。長距離バスのターミナルにありがちなことであったが、しかしながら、わたしは、これを見てガッカリした。
以前(テサロニキに滞在中)、バスでヴェルギナの遺跡を訪問した際、乗り継ぎのバスターミナルが町中にあったので、バスを待つ間、町散策を楽しめたという経験があった。よって、今回、このトリポリでは町散策に加え、ランチもできそう!と、勝手に思い込んでいたのだった。
町まで歩いて行くのは無理として…おそらく、バスが出ているだろうから、バスで町まで行ってみようか…とも思ったが、下手をすれば帰ってこれないような気もした。日曜日でバスの便は少ないだろうし…それに、今回は、ヴェルギナの時とは違い、重たいリュックを背負っての移動となる。
今回は…パスしよう!
ターミナルの外では、容赦ない太陽光線が降り注ぎ、今日もまた、灼熱の太陽祭り☀が始まっていた。
わたしはそんな太陽に背を向け、涼しいターミナル内へとUターンした。
冒頭写真:トリポリのバスターミナル内のショップにて
補足:トリポリの長距離バスターミナル(Ktel Arkadias)から町までの距離
今回、ブログを書くにあたり、バスターミナルから町までの距離を調べてみました。旅行当時は見当もつきませんでしたが、グーグル・マップによると、なんと、西の方角に500メートルほど進むと、町の入口に到達するようでした!(笑)
ストリート・ビューで町中を見たところ、ギリシャの平均的な一地方都市である、と感じました。町の中心部には、小規模ながら、考古学博物館もあるようです。