ひとり旅日記 ギリシャ

女ひとり旅日記 オリンピア出発 バス旅の始まり ギリシャ旅122

パトラ名産のワインに舌鼓(したつづみ)

さて、何とか、ホテルのご主人との話が終わり、明日のバスチケットの予約を取って頂いたわたしは、部屋へ戻り、支度を終わらせると、冷蔵庫に冷やしておいたパトラのワイン「マヴロダフネ」に手を伸ばした。

下写真:マヴロダフネのラベル

マブロダフネ

 

下写真:ラベルに描かれた地図。ペロポネソス半島のパトラを指す。

マブロダフネ

 

「マヴロダフネ」とは「黒い月桂樹」という意味であり、ヘンリー・ミラーの小説「マルーシの巨象」に出てきた”黒い色のワイン”のことである。その神秘的な響きに、思わず読者を引き込ませる言葉のマジックはさすが、と思うところだが、「マヴロダフネ」は、実際には、深い紅色をしたワインであった。

甘口の濃厚なワインは味わい深く、思わず笑みが出てしまう。

買って正解!

わたしは、サントリーニのサントワインで飲んだ、ヴィンサントを思い出した。ヴィンサントは、太陽のエネルギーが凝縮した、甘い甘い干しブドウから作られた、濃厚でパワフルな赤ワインであったが、なかなか、この「マヴロダフネ」もヴィンサントに負けていなかった。そして、さらにそのヴィンサントは、スペインの超甘口シェリー酒「ゴンザレスビアスのソレラ1847」を、わたしに思い出させるのであった。

こうしてオリンピアの暑い夜に、冷たくも熱い”黒い色のワイン”を飲みながら、思いはサントリーニ、そして懐かしい、スペイン・アンダルシアへと、羽を生やして飛んでいくのだった。

ハプニング

さて、夜が明け、朝が来た。天気は晴れ~

簡単に朝食を済ませ、階下のフロントへ。

カリメーラ!(おはようございます)

…と、まずは挨拶。

フロントは、おばあちゃま(昨夜のご主人のお母様)の担当になっていた。7時半にはチェックアウト…の予定であったが、しかしながら、雲行きが怪しくなってきた。というのも、このホテルはクレジットカード払いOKのはずであったが、なんと、おばあちゃまは、クレジットカードの扱いがわからないようであった。

(え?!)

これには、ちょっと驚きを隠せなかった。が、たまたま、前日、パトラで宿泊した際に、カード磁気不良のハプニングがあり、多めに現金を持っていたため、わたしは現金払いに切り替えることができたのだった。

(フー!)

オリンピア出発! ピルゴスへ

さて、一晩という短い滞在であったが、お世話になったクロニオ・ホテルを無事、チェックアウト。去り際に、おばあちゃまは、バス停を指さして教えてくれた。幸いなことに、バス停はホテルから2、3分という近さだった。

8時には、バスが来る。早めにバス停へ向かうも、わたしは2番乗りだった。やがて、バス待ちは、3人、4人…と増えていき…そして、ついにバスが来て、わたしはオリンピアの地を後にしたのだった。

 

つづく

冒頭写真:オリンピア遺跡のパレストラ(競技の練習施設)の石柱(部分)

 

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