ひとり旅日記 ギリシャ

女ひとり旅日記 メテオラ アギオスステファノス ギリシャ旅102

◆メテオラの地図(日本語は加筆しています)

メテオラ地図

 

移動販売車のお兄さん 2

ドイツ人夫妻との話が一段落した頃…

あっ!

わたしは、ちょうど目の前に、カランバカの町へ下る、トレッキングコースのことを尋ねるのにピッタリの人物がいることに気づいた。

さっそく移動販売車に赴き、「わからないことがあれば、何でも聞きな」と言うお兄さんに声をかけてみると、反対にこう聞かれた。

トレッキングコースを歩きたいの? それとも、カランバカの町へ行ければいいの?

わたしは…

カランバカの町へ行きたい(帰りたい)!

と言った。

すると、彼は、この広場から17時()にカランバカ行きのバスが出る、という驚きの情報を、教えてくれたのだった!!

えええええぇぇぇーーー!(ガイドブックには、何も書いてなかったよー!)

思いがけない展開に、わたしは、思わず小躍りしたくなるほど歓喜した!

ラッキーとは、まさに、このことだ。

カランバカの町からは、メガロ・メテオロン修道院がバスの終点だったが、なんと、帰りには、このアギオス・ステファノス修道院前のターミナルからバスが出るのだった。こんなこと、いったい誰が思うだろう!

アギオス・ステファノス修道院に感じたこと

感想から先に述べてしまうと、最後に見学した、このアギオス・ステファノス修道院に一番癒しのパワーを感じた。ルサヌ修道院と同様、女性的なものを感じたからかもしれないし、もしかしたら、メテオラの道を歩き切った後の、ホッとした気持ちと満足感、そして解放感が、わたしにそう感じさせたのかもしれない。

アギオス・ステファノス修道院

 

今までの修道院は入る前に、長い長い崖の階段を上らなくてはならなかったが、この修道院にはそういった階段がないため、印象の薄さを感じる人も少なくないようだが、わたしには、かえって、長い道のりを経てたどり着いた、この崖の階段がない修道院が、神様からの”慈悲”のように思えたのだった。

しかしながら、もちろん、こういったことは、たまたまアギア・トリアダ修道院の定休日に重なったから、という偶然のせい、とも言えるかもしれない。

とにかく、神様からのステキな演出(?)により、すばらしい時を過ごせたのだった。

アギオス・ステファノス修道院の様子

中庭の様子。中央には井戸らしきものが見える。古くは見えないロープにはバケツが結わえられており、今も現役で使われているようだ。植物の水やり用なのかもしれない。

アギオス・ステファノス修道院 中庭

 

いろいろな花が植えられていたが、ここでアジサイを見かけるとは思わなかった。

アギオス・ステファノス修道院 花々の様子

 

アギオス・ステファノス修道院 花々の様子

 

アギオス・ステファノス修道院からの絶景。カランバカの町。

アギオス・ステファノス修道院からの眺め

 

雲の影が大地に映っている。

アギオス・ステファノス修道院からの絶景

 

絶景に見入る見学者たち。

アギオス・ステファノス修道院

 

つづく

冒頭写真:アギオス・ステファノス修道院の中庭

「アギオス・ステファノス修道院前ターミナル発、カランバカ行き」バスの発車時刻は、現地などで最新情報を確認してください。(ブログ記事内で述べたバスの時間は、旅行当時の古い情報です。ご注意ください)

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