ひとり旅日記 ギリシャ

女ひとり旅日記 ロードス島 お世話になった人 ギリシャの旅49

インターネット・カフェ(ホテルMoscho)

シミ観光から帰ってきた後は、ロードスタウンのバスステーション近くにある、ホテルMoschoへ行くことになっていた。

今後の飛行機やホテルの予約をするため、市内のインフォメーションでインターネットカフェを紹介してもらっていたのだ。(・・・携帯は持っていません)

前日、すでにMoschoへ行き、予約は済んでいたのだが、飛行機チケットのチェックインをするべく、再度、この日もMoschoへ足を運んだのだった。

最初、このホテルの名前をきいた時、どこかで聞いたような気がすると思っていたら、それもそのはず、以前、ロードス島のホテルをエルメスにするか、Moschoにするかで、さんざん迷って、結局、わたしはエルメスを選んだのだった。

あちゃ~!!!!!!(こんなことって・・・)

誠心誠意、MoschoのSさん

わたし、Moschoに泊まってないけど、大丈夫かな・・・?

うしろめたい気がして、行く前はドキドキしていたが、特に問題はなかった。Moschoのこじんまりとした入り口からすぐの所に、パソコンは設置されており、コインを入れて制限時間内に使用するようになっていた。

受付をしていたSさんがパソコンの使い方や、画面操作(日本語に対応しておらず、難しい部分)を教えてくれ、そして飛行機の予約に関しては、本当に親身になってくれた。

Sさんは、学生かもしれないほど若かったが、美しい英語をよどみなく話し、1尋ねたら、10返ってくるような頭脳明晰で、テキパキと気持ちの良い対応をしてくれる人だった。

途中まで進んだ飛行機のネット予約も、質問するうちに、最後は、Sさんが引き継ぐ形になり、予約は無事完了した。そして、「(48時間過ぎた後の)チェックインを明日一緒にやりましょう!」と言ってくれたのだった。

そして、今日。 ホテルに入り挨拶すると、受付で待機していたSさんがうなづき、カウンターから出てきた。すぐにパソコンを立ち上げると、なんと、日本語対応になっていた。

さすが、Sさん!! 

彼は、メールボックスにオリンピック航空から返信が来ているのをチェックし、英文にサーッと目を通すと、「これが○○のボタン?」と日本語表記のクリックボタンのことを尋ね、サクサクとページを進み、チェックイン手続きをしてくれた。そしてeチケットがメールで届くと、それをすぐ開き、印刷してくれた。全てが流れるようだった。

まぼろし?の古代カミロス

Sさんを見ているうちに、ふと、古代カミロス観光について、Sさんにきいてみよう、と思いたった。観光するなら明日の午前中。午後には飛行場にいなければならない。はたしてバスが間に合うかも、わからなかった。

日本で旅行前に入手できた情報は、某ガイドブックの情報のみ。古代カミロス行きのKtelバス(公共バス)の運行が「夏、1日2本」という、非常にザックリしたものだった。具体的な日付の情報は何もない。KtelバスのHPを調べてみるも、古代カミロス行きの時刻表は見当たらない。運行時期にならないとHPに載らないのだろうか? ロードス島めぐりの旅は5月下旬にさしかかっていたが、これが、Ktelバスの定義する「夏期間」にあたるのかも、わからなかった。

しかし、実際ロードス島に来て、偶然にも、バスターミナルの中に古代カミロス行きの時刻表が貼り出されているのを発見し、実際にバスの運行がされているのも窓口で確認できたが、どうにもスケジュール的に無理があるような気がして、観光はあきらめていたのだった。そんな時に、このタイミングで、非常に頼りになるSさんが目の前に現れたのだった。

わたしはバスターミナルでもらった、古代カミロス行きの時刻表を出し「明日、観光するとしたら、飛行機に間に合うだろうか」とSさんに尋ねてみた。とたんにSさんの頭の中でパチパチパチと火花がはじけ、頭の回転が瞬時に高速化していくのが目に見えるようだった。

「行けるよ!!」

Sさんは、さらに続けた。

「朝一番(9時台)のバスに乗り、遺跡見学後、12時台のバスに乗ればOK。なぜなら・・・(ここで彼は少し間を置いた)・・・飛行場は、古代カミロスとロードスタウンの中間点にあるからだよ。時間はたっぷりあるから大丈夫。ロードスタウンに戻る必要はないから、帰りは、行きの半分の時間で飛行場に行けるんだよ!」(補足:つまり、ロードスタウン→古代カミロスまで所要:約1時間、古代カミロス→飛行場まで約30分、という意味)

(えっ!!)

衝撃的な事実だった。古代カミロスから一度ロードスタウンに戻り、ロードスタウンから飛行場に向かうもの、と思っていたからだ。なぜなら、このバスが「飛行場を経由する」という有益な情報は、どのソースにも記載されていなかったからである。

衝撃的な事実を、もう一度、念には念を入れ、確かめてみる。

「つまり(古代カミロスからの)帰りのバスは、飛行場に停まってくれる、で間違いないよね?」しつこく尋ねるわたしにSさんは、そうだ、そうだ、とうなづいてくれた。

こうしてSさんのおかげで、あきらめかけていた夢が叶うことになった!!

ロードス島の旅の、最後の重要パーツ、パズルの最後のピースがはまったのだ!!

(完璧!!) 

(これで、思い残すことは・・・ないッ!!

誠心誠意で力になってくれたSさんから、あり余るほどのものを受け取り、深く感動したわたしは、ささやかな差し入れをお礼とさせて頂き、とても満たされた、温かい気持ちで、ホテルMoschoを後にした。

つづく

インターネットカフェの情報は、インフォメーションなどで、必ず最新情報を確認してくださいね!

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