透きとおる光、フィラの朝
とうとう、サントリーニ、最後の日となった。今日も快晴☀
わたしは、まだ、真っ青な大空の下で、フィラの町を眺めていないことに気づき、8時ごろ朝のフィラを見に行った。
まだ、町は眠っている。イルカがかわいい。
なんという、澄み切った青!! 朝の、透明感あふれる海の色に、ハッと息をのむ。
崖沿いの道。朝は日陰ができる。
新先史期博物館
朝の散策を楽しんだ後、早速、新先史期博物館に向かう。わたしのサントリーニの旅、最後の目玉だ。
印象に残ったものを写真に撮ってみた。
大理石の小像 紀元前2700-2400
大理石の小像 紀元前2800-2700
美しい形の壺や水差し。光沢がある。
ブロンズ製の小道具、釣り針、魚取り用網の重し 紀元前17世紀初頭
彫刻が施された木製テーブルの石膏鋳物(いもの) 紀元前17世紀
ポータブル・オーブン 紀元前17世紀
動物の頭があしらわれたfiredogs(薪のせ台?) 紀元前17世紀
鍋や壺
天秤
トング
粘土印 紀元前17世紀
壁画の断片 紀元前17世紀
パピルスの壁画
大きな甕(かめ) 左奥の椅子と比べると大きさがわかる。左奥はイルカが描かれている。手前は白いユリの花が描かれ、クレタ島との交流が思い浮かぶ。
イルカやツバメが描かれた壺など
壁画 青いサル!! 色彩感覚にも驚くが、躍動感もすごい。
ヤギの黄金小像 紀元前17世紀 1999年12月12日に発見。ヤギの角が大量に積まれた山の横にある粘土箱(larnax、棺、遺灰が入った箱)内の木製の箱から見つかる。
写真では暗くわかりずらいが、すばらしい展示品の数々である。サントリーニのフィラに来たならば、ぜひ見学をして頂きたい。
見学が終わって、ホッと一息。ツバメたちに見送られて博物館を出る。足元に注目!!(床の模様です)
博物館を一歩出ると、外の明るさにクラっとする。何千年前もの世界から、一気に戻ってきたせいもあるかもしれない。
それにしても、古代のサントリーニ人が、ツバメをこんなにも愛していたのは意外であった。たくさんの壺にツバメが描かれている。壁画にも描かれているのだ。
春を告げる鳥として愛されていたのだろうか・・・親しみが湧いてくる。
それにしても、今回、サントリーニ滞在中にツバメを見た記憶はない。季節的な理由なのか、場所的な理由なのかわからない。郊外の自然豊かな場所ならば、生息しているのだろうか。
おまけ:見たことのない植物
めずらしい(?)植物を見つけたので写真に撮ってみた。
1.ドーナッツ状の実?がなっている。新先史期博物館周辺。
2. ピンク色のトゲだらけの実がなっている。新先史期博物館周辺。
ちなみに・・・
お昼は新先史期博物館周辺(内陸側)で、簡単に済ませた。ピーマンの中にご飯が入っている。味は・・・まあまあ。
新先史期博物館の詳細はこちらです。