ロードス島(4日間)おすすめ観光 リンドス・シミ島含む旅(上)はこちらです。
ロードス・タウンを拠点にした、日帰り観光のおすすめスポットを案内します。
実際の旅(5月中旬)では、夜、ロードス・タウン入りし、前泊しました。
1日目:リンドス観光
2日目:ロードス旧市街、スミス山観光
3日目:シミ島観光
4日目:カミロス遺跡見学 → 15:40発の便でロードス島出立
参考になれば幸いです。
目次
シミ島への日帰り旅(Day trip to Symi)
初めてシミ島の存在を知ったのは、偶然、外国の方のブログにたどり着いた時でした。島の斜面に建つ色とりどりの家々が可愛らしく、たちまち魅了されました。
船のチケット入手
方法としては、
- ネット予約
- 現地(ロードス島)の旅行代理店で直接購入
- 宿を通して予約する(可能であれば?)
などが考えられます。シーズン中は、ネットなどで事前予約すると確実かもしれません。
★追記 チケットをネット予約した場合、チケットの受取り方など、必ず規約に目を通して確認しておきましょう。
乗船したのは、Dodekanisos Seawaysの船でした。この名前と島名(Rhodes, Symi)を入れてネット検索しますと、いくつか船チケットの予約サイトが出てきます。
Dodekanisos Seawaysはドデカニサ諸島の島々を運行するフェリー会社で、鹿のマークが目印です。
確認事項
船のチケットを入手しましたら、
- 出発港の名前と場所
- 集合時間
- 出港日時
- 港までのアクセス
- 船名
- 所要時間
などを確認しましょう。
実際の旅では
旧市街の「ソクラトゥス通り」に旅行代理店を見つけ、そこでチケットを購入しました。(船の写真が店先に出ていました)
コス島行きとシミ島行きの日帰りチケットがあり、最初は、遺跡目当てでコス島を選ぼうとしましたが、担当女性に「シミ島行き」を勧められました。
理由は、コス島は所要時間が長いので島の滞在時間が短くなってしまう、とのことでした。
その後、地図上で出発港の名前と場所、船名、出港時間、集合時間、港へのアクセスなどの説明がありました。
担当の女性は親切で、旧市街から港までのタクシー料金や徒歩の所要時間なども丁寧に説明してくれました。
店名:Gregory Travel
住所:167, Socratous str., Rhodes 85100-Greece
「女ひとり旅日記 シミ島へのチケット入手」はこちらからです。
スケジュール例
実際に体験したシミ島観光のスケジュールです。参考としてご覧ください。
出発港 :Akantia港
集合時間 :9:30(出港時間の30分前には港にいるように)
出港時間 :10:00
寄港地1 :パノルミティス(11:30着-13:00発)
寄港地2 :シミ (13:50着-17:15発)
帰還 :18:45
※島内は自由行動でした(昼食代含まず)
※時間やスケジュールは季節・曜日・ツアーなどによって異なります。
出発港、集合時間、出港時間、寄港地、滞在時間などは、必ず申し込んだ時点で、確認しましょう。
特に、港は複数ありますので気をつけましょう。
ハイ・シーズン中は、船の便数やツアーの選択肢が増えると思います。ご自分のスケジュール、予算にあったものを選択しましょう。
寄港地1 パノルミティス(Panormitis)
シミ島の海に浮かぶ崖を、ぐるっと周りこんで、その奥まった場所に湾が見え、船や建物が見えてきます。
ここは、大天使ミカエルの修道院と、併設されている民俗資料館の見学ができます。(資料館の入場料は旅行当時€1.50でした)
「女ひとり旅日記 シミ島パノルミティス」はこちらからです。
寄港地2 シミ(Symi)
海からせりあがる山の斜面に、びっしりとパステル調の家々が建ち並ぶ様子が圧巻です。シミ島と言って思い浮かぶ景色です。(冒頭の写真をご覧ください)
ここでは、ぜひ、ランチに島の名物「シミ・シュリンプ(symi shrimp)小エビの素揚げ」を食べてみましょう。
ランチの後は、時間がたっぷりありますので、お茶を楽しんだり、おみやげ屋さんを見たり、町の散策ができます。
斜面の町散策に関しては、ほぼ、どの場所からも港を見下ろすことができますので、自分が今どの位置におり、どの方面に下って行けば船にたどり着けるか把握しやすいです。
船の出港前に、余裕をもって港に戻るようにしましょう。
腕時計などの時刻を、前もって正確に合わせておきましょう。
船を間違えないよう、乗ってきた船の色や形、名前、マークを覚えておきましょう。
「女ひとり旅日記 シミ島シミ」はこちらからです。
カミロス遺跡見学(Ancient Kamiros)
古代の3大都市(イアリソス、カミロス、リンドス)の一つです。遺跡からは海が見下ろせ、さわやかな風が吹き渡り、松林のゆれる音が心地よい場所でもあります。
古代都市カミロスについて
現地で入手した観光パンフレットと、遺跡の展示ボードの説明を一部引用させて頂きます。
古代都市カミロスについて
カミロスは、紀元前第1千年紀初頭にロードス島に入植してきたドーリア人によって設立された古代3大都市の1つです。 紀元前411年、3つの都市は1つの都市国家に統合され、現代のロードス・シティに新しい首都が設立されました。しかしながら、実際のところ、それぞれの都市での生活は古代末期まで続きました。
遺跡は、19世紀(1859〜1864年)の調査と、イタリア占領中の1928年から1942年の調査によって発掘されました。19世紀に発掘された出土品は、大英博物館やルーブル美術館、その他ヨーロッパの博物館に収められました。 一方、イタリアの発掘調査で発掘された出土品は、ロードス・シティの考古学博物館に展示されています。
遺跡の展示ボードの説明を一部引用し、和訳
古代都市カミロスの都市計画
カミロスの町は、ヘレニズム時代の都市計画の原則に従って建設されており、それが自然景観と調和して統合されています。町は谷に沿って発展し、斜面に建物が円形劇場状に配置されました。
ヒッポダモスの建築パターンで、3層の円形劇場のように建設されています。
町の核は、聖域と公共地域、この2つを中心としており、下層部にアゴラ、上層部にかつてアテナの聖域があったアクロポリスがありました。その間に、居住区が広がり、アゴラとアクロポリスをつなぐメインストリートが通っています。
紀元前227年の大地震の後、大規模に再建され、現在の姿となりました。 2世紀半ばに2回目の地震が発生した後、広範囲に渡って修理が行われました。観光パンフレットと遺跡の展示ボードの説明を一部引用し、和訳
※ヒッポダモス・・・史上に残る最初の都市計画家
遺跡には、民家、商店、浴場、噴水、アテナ神殿の境内、街を見下ろす壮大なストアがあり、古代カミロスの住人も、今と同じように、このパノラマの景色を眺めていました。
観光パンフレットを一部引用し、和訳
ロードス・タウンからの行き方(公共バス)
乗り場は、西部方面バス・ステーションで、所要時間は約1時間ほどです。バスに乗る時に、行き先を告げ、目的地で降ろしてもらうようにしましょう。
走るとすぐに海沿いに出ます。右側の窓からビーチに咲くパラソルの花々がよく見えます。このバスは、途中、空港も経由しました。その後、しばらく走ると上り坂になり、木立の間から海が見えます。そうしましたら、間もなく遺跡につきますので、飲み水など座席に忘れないよう、降りる準備をしましょう。
降りると目の前に遺跡案内の看板があり、入り口はすぐにわかります。
バスの時刻表について
バスの時刻表はこちらですが、古代カミロス行きの時刻表は、毎年、運行が決まってからウェブ掲載されるようです。(下記「参考」で記した通り)おそらく夏期限定でバスが運行されているので、それ以外の季節には、ウェブから表示が削除されるようです。
ウェブに時刻表が載っていなかった場合は、現地のバス・ステーション(インフォメーション)などで、運行の有無を確認する必要があります。
★追記 万が一、バスが運行していなかった場合は、タクシーで行くことになります。もしくは、あらかじめ、他の観光プランをいくつか用意しておくのも得策かと思います。
実際の旅で
実際の旅では、旅行前にウェブで確認できなかった古代カミロス行きの時刻表が、現地バス・ステーションに貼り出されていました(5月中旬)。
当時のスケジュールは下記の通りです。
バスステーション 9:15発 → (空港経由)古代カミロス着
古代カミロス 12:15発 → 空港下車(ロードスタウン行き)
※所要:1時間かかります。見学時間は約2時間でしたが、個人的には充分でした。
※最新情報を確認しましょう。
★追記 古代カミロスから空港下車希望の場合、念のため、事前にバスステーションでその旨、確認をしてください。
当時、バスステーションで入手した時刻表がありましたので、”参考として” 掲載します。現運行とは違う可能性がありますので、ご注意を!
「Special Destinations」と記載がありますので「特別運行」かと思われます。季節によっては運行していない(夏期限定)の可能性が高いです。
複数の行き先がありました。
※最新情報を確認しましょう。
現地で単に「カミロス(Kamiros)」と言いますと、遺跡とは違う、現代のカミロスという別の場所を意味するようです。遺跡を意味する場合は、「古代カミロス(Ancient Kamiros)」と区別すると間違いないでしょう。
見学の注意点
水は必ず携帯しましょう。
遺跡に触ったり、遺跡内の物は持ち出さないようにしましょう。
遺跡入場
入り口で入場料を払います。自由に見学ができます。
実際歩くと結構広さがあります。下から見ますと、ひな壇のように見えます。円形劇場の客席?に見えないこともありません。
坂の下方にある小さな浴場に、床暖の跡が残っていました。床下の空気を熱で温めるようになっていて、床のすき間を作っている小さな支えが残っています。
「女ひとり旅日記 カミロス遺跡」はこちらからです。