ひとり旅日記 ギリシャ

女ひとり旅日記 ロードス島 シミ島へ日帰り旅 ギリシャの旅48

静かな美しさ

最後は、出港までわずかとなったパナギア・スキャデニ号の近くを散策。

海綿のおみやげ屋さん

シミ島 シミ

 

階段、階段、階段~

シミ島 シミ

 

シミ島 シミ

 

島の景観を盛り立てる美しい演出。日差しが強いため、ここに座ってくつろぐには、ちょっと勇気がいる。

シミ島 シミ

 

海水は美しく澄んでいる。

シミ島 シミ

 

ほら!!(笑)

シミ島 シミ

 

シミ島 シミ

 

向こう側の岸。

シミ島 シミ

 

シミ島 シミ (ズーム)

 

海沿いのレストラン。ハイシーズンには、人でいっぱいになるんだろうなぁ。

シミ島 シミ

 

美しいボートを発見。帆はたたまれている。これからの活躍に向け、調整中・・・かな?

シミ島 シミ

 

シミ、ありがとう

ああ、静かで、のんびりした美しいシミともお別れ。

この写真は、お気に入りの一枚。みんなの背中が「シミ、ありがとう」って(笑)。

シミ島 シミ

 

帰りの船内で

シミが見えなくなると、どこか居心地良さそうな場所を求め、わたしは船内をさまよった。

とにかく、グッタリだった。シミが見えなくなると同時に、自分がものすごく疲労していることに気づいた。一体、何段もの階段を上り下りしたのだろう?テンションが上がるにまかせて、時間の許す限り歩きまわった結果だった。

排気ガスの少ない通路席に行くも、日影はもう、風が冷たかった。

ここはやめよう・・・

パナギア・スキャデニ号 船内

 

誰もいない日なたの席を探し出し、下を向いてじーっと動かずにいた。あまりに疲れて、ちょっと気分が悪くなってきたのだった(笑)

しばらくそうしていると、誰かが物陰から顔を出し「大丈夫?!」と声をかけてきた。

顔を上げ、声の主を見たとたん、わたしはポカン・・・としてしまった。

まるで、ハリウッド映画から抜け出てきたような、超ハンサムな船員さんだった。

「ちょっと疲れただけで・・・大丈夫です」と、なんとか、笑みを作って答えると、彼は少し安心したように笑って・・・「じゃあ、横になって休んでなよ!」と、わたしが座っているイスを指さし、ジェスチャーで”横になって休め”とアドバイスを残していった。

そうだな・・・、そうしよう!

日本人であるわたしは、思いもつかなかった。日本では、公共の場でこんなことはしないし、できないが、まあ、”郷に入れば郷に従え” である。ここは、船員さんのアドバイスに素直に従った。

靴を脱いで、足を思いっきり伸ばす。そして壁に寄りかかった。

気持ちいい!!

潮風と海と陽だまり・・・。

ずーっとそうしてた。

ただいま、ロードス島

午後7時前には、ロードス島到着!!

帰ってきたー!!

ほとんどの人は、港に停めた車で散っていく。数台タクシーもいた。

さて、どうしたものか?

迷ったが、旅行代理店の女性が20分くらいでロードスシティへ徒歩で帰れると言っていたのを思い出し、歩くことにした。もう、すっかり体調は回復している。遅れないよう、歩き組の人々を追った。

海を右側に見ながら歩けばOKだ。

ロードス島

 

だいぶ歩き、そろそろ誰かにオールドタウンの入り口を尋ねようと思った。そして、前から来た若者に狙いを定め、勇気をだして尋ねてみたが・・・

「知らないよ。っつーか、オレ・・・アラビア人だし。」

そういって、彼は歩き去って行った。

あ・・・、えっ?!

どうやら、わたしは尋ねる人を間違えたようだった。

そっか、彼はアラビア人だったのか・・・って、わかんないよ~!(笑)

気を取り直し、別の男性に尋ねてみると・・・

「あそこの壁、見える? あそこがオールドタウンだよ!」

と、はるか向こうを指さし、教えてくれた。

しばらく行くと、イルカのお出迎え。

ロードス島

 

本物のイルカには会えなかったけれど、ロードス島のイルカには出会えたわけだ。

エーゲ海の島めぐりは、ここ、ロードス島でいったん、終了。海を眺め歩きながら、思いは浮かんでは消え、浮かんでは消えていく。そして頭は空っぽになる。

港から、歩きにして良かったと思う。

しばらくすると、遠くに城壁が見えてきた。

ホッ!

あの壁が見えてくれば、もう安心。

ロードス島

 

途中、りっぱな城門を通過。

 

ロードス島

 

岩のすきまから。

ロードス島

 

たそがれの中歩き続け、ついに、いつもの城門にたどりつき、ホテル・エルメスへ無事帰還した。

ホテルに戻ると、いつもホテルの主人ニコスが明るく迎えてくれる。

今日はどうだった?

さっそく、シミ島で子供の自転車大会があったことを話し、観客が叫んでいた「パメ!」の意味を尋ねてみた。「レッツゴー」とのことだった。

(それ以後、「パメ」はギリシャのあらゆる所で聞こえてきた。横断歩道で信号が青に変わった時や、バスの車中で誰も降りる人がいなかった時に、車掌が運転手に「パメ」と声がけをしていたりした。)

さて、ホテルに荷物を置いたあと、わたしには、もう一つ、やるべきことが残っていた。少し休憩したあと、ホテル・エルメスから数分の、ホテルMoschoへ向かった。

つづく

 

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