ビーチへの小道:ニャンコ通り
お兄さんに教えてもらった小道を下る。
人気のない、静かな道だ。
もう、シエスタなのかな?
周りに観光客はいなくなり、素のリンドスの町並みが現れる。
そして・・・
うわー! ニャンコ、オンパレード!
みんな、思い思いのかっこうしてるなぁ
さらに・・・
わっ! またニャンコ!
階段の上の緑が涼しげだ。
人通りのない、静かな日影の路地は、ニャンコのたまり場だった。
すてきなお庭
道は進むほど、狭くなってくる。そして、家々のすぐきわを通り抜けていたりする。
偶然見かけた、小さくてかわいい庭。壺と玉砂利がアクセントになっている。緑の向こうには海が広がる。
こんな庭で過ごせたら、いいな~!
ビーチへの小道:こんな動物もいた
しばらく歩くと、だんだん草が増えてくる。何やら、白い物が動いていると思ったら・・・
ヤギだーっ!
柵の有無はわからない。思いがけない出会いに驚いたが、写真を撮り、刺激しないよう、静かにその場を離れた。
さらに、小道を進むと、少し開けた場所にロバが一頭。木に繋がれている。
今度はロバかーい!(笑)
静かに大人しく草を食んでいる姿を見ているうちに、一頭だけで寂しくないのかな、と思うも・・・
あー、非番の子なんだ!
と思った。この町には、アクロポリスまでロバタクシーがある。きっと、今日は、この子の休日なのだ。
ゆっくり休んでね~
ビーチ到着!!
さらに小道を進むと、草がぼうぼうになり、藪(やぶ)となった。
このまま進んでいいのかな?
ここまで来て、初めて不安になった。周りは草以外何もない。
どこかで道を間違えてしまったのだろうか・・・?
かと言って、周りには、道を尋ねる人の姿もない。しかし、正直、自分が道を間違えた、とも思えなかった。
しばらく小道を進むと、前から女性が一人、歩いてくるのが見える。
ラッキー!!
すかさず、彼女に道を確認すると、この道で合っているとのことだった。
よかったぁ!
そして、無事、ビーチに着いた!
わーい!
(冒頭写真)
穏やかな浜辺
海の水は、町からさほど離れていないが、透き通っている!
白いパラソルが並び、チェアーやマットレスはもちろん、レストランなどもあり、にぎわっている。
砂は細かく、なめらかなアイボリー・カラー。浅くて波はほとんどないので、小さな子供でも安心して遊ばすことができる。
ちなみに、アクロポリスの崖から見下ろしたビーチはこんな具合。(実際、散策したのは、アクロポリス寄りだったので、この写真ではちょうど死角になっている)
浜からアクロポリスを見上げると、こんな具合。
光の網がゆ~らゆら・・・
砂上に模様をつくる。そして、少しずつ、少しずつ、水は青く染まっていく。
不思議だな~
透明な海の水に、何度も感心する。
わたしは、砂浜の奥の方に岩場を発見し、そこに靴や荷物を置いて、裸足になった。
透明な海水を通して、自分の足を見る。
足の裏のやわらかい砂・・・。
あー、忘れてた、この感触!!(笑)
リンドスに宿をとっていれば、部屋から水着を着てきて、そのまま「ザブン!」と、楽しめることだろう。
岩に腰掛け、足を乾かす。
いつのまにか、岩場の周りに人々が増え、荷物を置き、その場で水着に着替えている。すぐそばの砂浜では、寝転がり、肌を焼いている人々もいる。
目の前で、若いお父さん、お母さんに見守られ、2才くらいの子が波打ち際で遊んでいる。
初めての海かな?(笑)
本当に波がない。波紋が水面に広がる程度。
こんな静かな、波音のないビーチもあるのだ。
さてと・・・、充分、休んだな。
どこかで、冷たいものを飲みたいなぁ・・・。
帰路:ロードスタウンへ
再び、草地の真ん中を通る小道へ足を踏み出した。もう、迷うことはない。リンドスの町中へ戻るのは簡単だった。
町中で、わざと、まだ通っていない道を歩いてみると、なんと、ロバタクシーのステーションに出くわした。
わー、たくさんのロバがいる!!
サントリーニでは、一度もロバを見かけず、見逃していたので、良い記念となった。
町中の風景を数枚カメラに収める。家々の玉砂利の装飾が気になった。
そして、ついにリンドスの町を出た。
バスターミナルに向かう途中の坂道の、小さな店を目指す。そこで何か冷たいものが売っていたはずだった。
ビンゴー!!
オレンジのスムージーをゲット。脇にあるベンチに座って頂く。
冷たくて美味し~い!! 生き返る~!!(笑)
ゆっくり休んだあと、バスターミナルへ向かう。18時ジャストの出発で、まだ時間に余裕はあったが、もう待っている人は、たくさんいた。
それにしても、このリンドスという町は、一見、普通の小さな町に見えるが、紀元前8世紀ごろから続いているというから、驚きである。・・・ということは、この町の下に、古代都市の遺跡が眠っているということなのだろう・・・。
本当に、素晴らしいところだった・・・
帰りのバスは、心地よい疲れで夢の中。ロードスタウンに着くと、ホテルを素通りし、5分ほど歩いた先のスーパーマーケットで、小さい焼かれたトーストパンと、ハム、チーズ、オリーブの実、水などを買い、その日の夕食は簡単に済ませた。
さあ、明日は、市内見物だ!!
早めに床につく。すると、あっという間に、朝になった(笑)