ひとやすみ
イア観光後、いったんフィラに戻り、ホテルで休憩をとる。
静かだな・・・
すっかりリラックスしたわたしは、そういえば、お腹すいたな、と、紅茶を入れ、トマトディップ・ラスクを数枚食べてシエスタをとった。
客人はみな、出かけているのだろう。カーテンのすき間から射す陽の光がやわらかい。
眺望を求めて
1、2時間ほど休んだあと、すっかりリフレッシュしたわたしは、フィラ散策へとくり出した。まだ夕方には若干早かったが、太陽の威力は確実に弱まっている。フィラの町の白さが目にやさしい。
にぎやな通りを抜け、人々の群れを抜ける。昼間は太陽を避けていた人々も、この時間帯になると通りに出てくる。夕陽を、絶好のロケーションで見ようと、移動が始まるのだろう。
わたしの足は、自然とフィラの町をぬけ、フィロステファニ方面へと向かっていた。途中、鳩のオブジェを通り過ぎる。2回目だ。
この日は本当に無風だったので、問題なく、崖の道から夕日が見れるだろうと思った。このまま歩いて行って、おじさんが経営する小さなカフェまで行ってみようか、とも思ったが、ほどなくして、良いロケーションが見つかった。ふり返ると、フィラの町が小さく見える。
陽が沈み始めた。
ここまで来れば、観客は数えるほどしかいない。わたしの右隣りに、三脚で写真撮影をする男性(日本人だったかもしれない)、左に、男子バックパッカーたち。手前のインド人風の彼は、携帯で美しいBGMを提供してくれた。
フィラのサンセット
日没までずっと太陽を見守った。
島影に沈んでいく太陽(ズーム)
圧巻・・・!!
陽が沈んだあとも、しばらく動けなかった・・・。
街のあかり
フィラの中心地に戻ると、街に明かりがともっていた。サンセットクルーズの船たちも戻ってくる。
写真中央はネアカメニ島。夜になると、なぜか、シャネル似のロゴマークがライトアップされる。気になったが、現地の人々に尋ねるのを忘れてしまい、いまだ謎である。
フィラの繁華街でちょっと迷子になりかかった。人が5人ほど並んで歩けるくらいの細い小道の両側に、びっしりとお店がひしめき合っている。道をいくつも曲がっていくうちに、方向がわからなくなった。内陸に入り込んだエリアなので、カジュアルで気軽に入れそうな雰囲気のレストランがある。
サントリーニ、最後の夜だし、外食でもしようか、とも思ったが、結局、お腹はたいして空かず、しばらく歩き回ってからホテルに帰った。
おまけ:飛行機チケットのチェックイン
実はこの日の夜、ホテルのスタッフ、Tさんとの約束があった。
前日に、ホテルのパソコンで飛行機のチケット(クレタ島→ロードス島)を予約し、その印刷をTさんにお願いしたところ、「チケットのチェックインも、別途、(48時間以内に)必要だよ」と教えてくれたのだ。
えっ?
チケットの予約サイトをよく見たつもりだったが、”チェックイン”については、把握できていなかった。Tさんの一言がなければ、わたしは飛行機に乗れなかったかもしれない。
ゾッ・・・!
・・・ということで、48時間を切ったこの日の夜、一緒にチェックインしましょう、とTさんは申し出てくれたのだった。
約束の時間にホールに行くと、Tさんはホッとしたようだった。Tさんは、オリンピア航空に電話をしたあと、ネットで手続きを完了させ、eチケットを印刷してくれた。全てをテキパキこなし、最後に空港での注意事項まで教えてくれた。
こうしてロードス島までの足は、Tさんのおかげで無事、確保できたのである。感謝!!