ひとり旅に憧れはあるけれど不安・・・自由な旅をしてみたいけれどイメージがわかない・・・最初は誰でもそう感じるでしょう。「自由な旅のコツ」で旅のイメージを少しでもつかんで頂けましたら幸いです。
目次
ひとり旅の心構え
旅を自分流に作れるところがひとり旅・個人旅の魅力ですね。どこへ行き、何を見て・食べて・知って・経験するか・・・は自分次第です。
そのためひとり旅・個人旅には「自分の旅に自ら責任をもつ」という強い自覚が求められます。
言い換えれば、ひとり旅・自由な旅に向いている人は「自分の旅に責任をもてる人、そしてそのための準備を怠らない人」と言えるでしょう。
どれだけ準備をしたかは旅の質に深くかかわってきます。「準備の段階でひとり旅はすでに始まっている」という自覚をしっかりと持ちましょう。
ひとり旅の”基本”の準備と注意点 9つ
旅を始める上での基本的な準備です。着々と進めていきましょう。
1. 外務省の「国・地域別の海外安全情報」にて訪問国の状態を調べましょう
外務省の「海外安全ホームページ」にて、自分の訪問したい国が安全な旅ができる状態なのかを調べ、危険な状態であれば迷うことなく行き先を変えましょう。
下記のことが確認できます。
1.すべての海外旅行者向けの情報、注意事項
2.訪問国別の情報
- 現時点での国の状態
- スト・テロ・犯罪(スリ・置き引き・その他)などの情報
- 安全の手引き
- 滞在時の留意事項
- 医療情報
- 緊急連絡先
- 緊急時の現地の言葉集 など
上記HPの各項目に必ず目を通してください。
訪問国の状態を確認しましたら、旅行をするのに必要な申請(訪問国のページで必ず確認してください)や準備を事前に済まし、重要事項を控えておきましょう。
※外務省「海外安全ホームページ」国別安全情報記載の内容(特に法制度・行政手続き等)については、 事前の通告なしに変更される場合もありますので、渡航・滞在される場合には、渡航先国の在外公館または観光局等で最新情報を確認してください。
2. 安全な旅をするためのルールを自分に課しましょう
上記HPを熟読した上で、「安全な旅をするには自分は何をして何をしないべきか」を明確に線引きし、自分の旅ルールを決め徹底しましょう。この線引きは非常に大切です。
3. 旅行が決まったら外務省のサービス「たびレジ」に登録しましょう
滞在国の最新の安全情報などを日本語でメールで受け取れます。
事件・事故・災害の発生時、安否確認にも利用されます。
実際、「たびレジ」に登録したところ、ギリシャ滞在中にストライキの情報が届きました。
4. パスポートの申請をしましょう
1.新しく申請する場合
申請から受領までは、通常(土日祝・年末年始を除き)一週間程度かかりますが、各都道府県の受取窓口によっては受領できるまでの日数が異なります。また、万が一書類に不備があった場合さらに日数がかかってしまいます。日程には余裕をもって申請しましょう。
2.すでにお持ちの場合
パスポートの有効期限、および残存有効期間(有効期限までどのくらい日数は残っているか)を確認しましょう。
訪問国(経由地も含む)によって定められている残存有効期間が違いますので、駐日外国公館で最新情報を確認しましょう。
3.紛失や盗難の備え
パスポートの紛失や盗難に備え、現地にてパスポート再発行に必要な書類(戸籍謄本又は抄本、顔写真など)も外務省の上記HPで最新情報を確認し備えておきましょう。
4.その他
パスポート以外にも申請するものはないか、必ず訪問国のルールを確認しましょう。
5. 海外旅行保険を申し込みましょう
自分だけは大丈夫と思いがちですが、必ず入った方がいいでしょう。
詳細は省きますが、内容を確認して事前に申し込んでください。
海外旅行保険付きのクレジットカードもあります。保険が適用される条件、補償額、年会費などはカードによって違いますので、カード会社に問い合わせ、よく検討して旅行に間に合うよう準備してください。
わたしの体験
スペイン長期滞在中に病気になった時、海外旅行保険にお世話になりました。
電話で病気の症状を日本語で細かく伝えることができ、待つこと15分。腹痛でもう耐えられないと訴えたところ、その後5分ほどの折り返しで最寄りの病院を紹介してくれました。
病院ではわたしの事はすでに伝わっており、すぐ診察が行えるよう手配されていました。症状を改めて説明することなく、お金も払うことなく、本当に助かりました。
6. クレジットカードを申し込みましょう(必要な場合)
1. これから申し込む場合
早めに申し込みましょう。
先ほどと話が重複しますが、海外旅行保険がついているカードを複数申し込むのも手です。カード1枚だけでは心もとないですし、盗難や紛失した際に代わりがありません。
申し込んでから手元にくるまでに時間がかかる場合があります。早めに申し込み、いつごろ手元に届くか目安をきいておきましょう。
2. すでにお持ちの場合
お手元のカードを利用される際は、有効期限切れや自動解約になっていないか、磁気不良や破損の有無などを確認するとよいでしょう。
もしクレジットカードを複数持っていく場合は、分散して携帯しましょう。
わたしの体験
ギリシャ旅行でクレジットカードと海外ATM引き出しカードを1枚ずつ持っていきました。
途中でクレジットカードが磁気不良なのか使えなくなり、青くなりました。もし、これでATM引き出しカードが誤って機械に吸い込まれてしまったら・・・と思うと不安で仕方ありませんでした。
結局、しばらくすると使えるようになり事なきを得ましたが、次回、旅行に行くときはクレジットカードは2枚(もしくは3枚)持っていこうと思います。
7. 重要書類はコピーをとっておきましょう
- パスポート
- 保険証券
- 飛行機/船チケット・ホテルの予約票 など
分散して携帯しましょう。
8. 重要連絡先を控えましょう
- カード会社
- 保険会社 (ケガ・病気、盗難・賠償など)
- 日本大使館、日本領事館
- ホテル
- 飛行機会社・船会社など(利用するならば)
- 滞在先の緊急連絡先
- 自宅(日本の連絡先)(日本の国番号81)
- 旅行会社 海外サポートデスク(あれば) など
使わないことを願いますが、上記の他にもクレジットカード番号などを控えておけばスムーズに手続きができるでしょう。
重要な連絡先も分散して携帯しましょう。
9. 自分の滞在先や旅行日程を家族などに伝えましょう
家族や大切なひとには前もって旅行の旨を知らせ、滞在先や連絡先、旅行日程などを伝えておきましょう。
定期的に連絡をして近況を報告しましょう。お互いに安心できます。
おわりに
いかがだったでしょうか?この記事では、ひとり旅・個人旅で最低限必要な基本準備をまとめました。基本の準備に加え、さらに旅を楽しくする方法、女性ならではの旅の注意点も別記事にまとめていますので、ぜひあわせてご覧ください。