神殿?!
さっそく、ホテルの女性から教えてもらった散歩道を目指そうとするも…
ん、あれは何?
ひときわ目を引く、高い崖の上に…
神殿?
…と、思わず歩み寄って仰ぎ見るも、どうやら違うようだった。
しかしながら、威風堂々、青空をバックにそびえる姿は美しく、すなおに感動した(後ほど、ガイドブックで「パラミディの城/砦跡」と確認)。
絵になる街
さて、思わず脱線してしまったが…、旧市街散策に戻ろう。
一見、路地が入り組んで複雑そうに思えるが、バス・ステーション辺りからシンタグマ広場方面へ(ちょうど旧市街を東から西へ横切るように)お店の建ち並ぶ道が伸びており、その道にそって歩くことにした。途中、脇道へ寄り道をしても、また、この道に戻ってくれば、良い。
それにしても、絵になる街であった。
可愛らしいジェラート屋さん。偶然にも、虹(笑!)が映りこむ。
お店の並ぶ、シンタグマ広場へと続く道。
満開のブーゲンビリア。
ブーゲンビリアの窓辺。
この通りには、コンボロイ(※)のお店もあった。色とりどりでキレイ!
(※)コンボロイについては、こちらをご覧ください。
風車のディスプレイ。
カラフルな風車が勢いよく回る様子に、思わず童心に(笑)。後から考えると、風車が設置されていたのは、潮風の街(港町ならではの?)演出だったのかもしれない、と思う。
ついに海辺へ
ブーゲンビリアの花を見上げたり、お店を眺めたり、写真を撮りながらの歩きだったので、小路を抜けるのは、ゆっくりとなった。
そして、シンタグマ広場を通り抜け、そのまま西の方角(海方面)へ突き進むと、ついに、海が見えてきた。
高台から海沿いの散歩道を見下ろす形になったが、こうしてみると、絵ハガキになりそうな絶景である。
ギリシャに「ヤシの木」とは意外な気もしたが、一直線に並ぶヤシの木は、なかなか迫力があり、海辺の風景をゴージャスに盛り立てていた。
すぐ目の前の海には、ベネチア人が造ったという要塞が浮かび、その後ろには、夕陽を背に、青くかすむ山々のシルエットが連なる。(冒頭写真をご覧ください)
わたしは、まったく予想もしていなかったナフプリオンの美しさに、ただただ、息を呑むばかりだった。
冒頭写真:高台から海辺をのぞむ、ナフプリオン
グーグルマップによると、当時、実際に歩きましたシンタグマ広場へ続く道の名前は「vasileos konstantinou」と表示されます。
バス・ステーション(KTEL Argolida)の道を北上し、最初の角(コーヒーアイランド)を西へ曲がります。
ストリート・ビューで確認できます。