オクタヴィア神殿跡(神殿E)
さて、グラウケの泉を見学した後は、考古学博物館の周辺を散策してみることにした。
現れたのは…
え?!
短か!!
りっぱだが、短くて風変わりな3本の柱のある遺跡。
さっそく、展示ボードを見てみよう。
神殿E
フォロ・ロマーノから9メートル高い位置にある神殿Eは、アポロン神殿と同じくらい重要な場所を占めていました。
最初の第一段階では、44 x 23.5 メートルの三段の基壇を持つ石造りの土台の上に、ファサードに6本の柱を持つ石灰岩製のドーリア式神殿が建てられました。神殿は西側は壁、北と南はストアで囲まれていました。初代ローマ皇帝アウグストゥスの死後間もない、西暦1世紀初頭の建立でした。
西暦1世紀後半になると、神殿は大幅に改築され、高さ 3.4 メートルの基壇の上にコリント式神殿が建てられました。短辺に6本、長辺に12本の柱のある柱廊で囲まれ、壁端柱の内側に2本の柱がある玄関廊と細長い内陣がありました。
パウサニアスの記述によると、この神殿は、皇帝アウグストゥスの姉:オクタヴィアに捧げられたものらしい、とされています。
展示ボードより 一部引用し、ざっくり和訳
結局、この短い柱については、何もわからなかった。
なんて書いてあるのだろう? 読めそうで読めない(笑)。
神殿跡の側面。柱頭が地面に並んでいた。数えなかったが、12個あったのかもしれない。ロープが張られているため、これ以上は進めなかった。
今ではまったく面影はないが、この神殿の聖域は広く、考古学博物館もすっぽりその中に収まってしまう程だったらしい。
考古学博物館の周辺
たくさんの出土品。
ふと見上げると、松の木の向こうにアクロ・コリントス山。
もう、何度も写真に撮っているが、ここでもまたパシャリ(笑)!
考古学博物館近くで見つけた遺物。フレスコ画の断片らしきもの。色褪せが心配であるが、屋外に置かれている。出土品が多すぎて、管理に手が回らないのだろう。
考古学博物館の屋外展示。
遺跡係員を見かけた。途方もない出土品の整理・管理に頭が下がる。
地道な作業。
遺跡見学者と遭遇。松の木陰で一休み。
考古学博物館の屋外展示2。
特に、展示の説明はなさそうだ。
つづく
冒頭写真:オクタヴィア神殿跡(神殿E)、コリントス遺跡にて