ナフプリオンのもふもふ
ナフプリオンの青い海を堪能した後は、ホテルの荷物をピックアップし、バスターミナルへ向かう。17時発のバスには、まだ時間に余裕があったので、美しい街をゆっくり歩いた。
すると…
おや?
もふもふのワンコがお昼寝中!
どんな夢を見ているのかな? 気持ち良さそう~(笑)
サントリーニ島でも、さまざまなお昼寝ワンコを見かけたな~と、懐かしくなった。
ホテルにて
さて、ホテルに戻ってみると、オーナーのお姉さんと息子さんがいた。息子さんは、小学生ぐらいのお子さんで、勉強をしていた。本当は、少し雑談をして、みんなで写真を…とも思ったが、勉強の邪魔をしてしまってもね…なんて、勇気が出ず…(笑)。
荷物を引き取ると、お礼を言って、ホテルを後にした。
バスターミナルにて
バスのりばに着くと、並びにあるバーで時間をつぶした。記念になるかと思い、店先にあった絵ハガキを見てみたが、こんなにも陽光輝き、鮮やかな色彩あふれる美しいナフプリオンであったが、写真は一昔前の古いものが、今なお、使われているようだった。
イスモス(Isthmos)へ
そうこうしているうちに、17時発のイスモス行バスが来た。目指す「コリントス」へは、一旦、この長距離バスで「イスモス」まで行き、そこでコリントス行の短距離バスに乗り換える。
イスモスとは地峡という意味で、地図を見ればわかるが、ペロポネソス半島とギリシャ本土を結ぶ大事な場所である。つまり、言い換えれば、陸路において、そこを通らずにペロポネソス半島とギリシャ本土を往来することはできなかったのである。よって、古代では地峡を往来する人々から通行料を徴収していた、という話をきいたことがある(しかしながら、近代においては陸路でも、わざわざ地峡を通らずとも、橋を渡って往来することができる。現にこのギリシャ旅でも、メテオラからペロポネソス半島へは橋を渡ってきたのだ)。
さて、バスのBGMを聴きながら、しばしの間(1時間15分ほど)くつろぎ、イスモスへ到着!
大きな窓のある建物が、バスのチケット売り場、待合室であり、軽食屋なども入っている。その建物前のふくらんだスペースに、行き先別のバス停が複数並んでいた。
わかりにくい
わたしは、ここからコリントス行の短距離バスに乗換える必要があったが、明確な案内表示はなく、複数の人々に尋ね、やっとの思いで、建物前の道に複数あるバス停のうち、道の向こう側の小さな屋根付きのバス停がコリントス市内行であることがわかった。
恐怖!野犬に注意‼
ここイスモスは、一種のハブのようなもので、さまざまな場所から人が集まり、さまざまな場所へ人が散っていく、そんな要所でもあった。それゆえ、たくさんの人々がいた。しかしながら、彼らはバス停に並ぶでもなく、なぜか建物の入口付近に固まっていた。
わたしは教えてもらった通り、コリントス行バス停に行ってみたものの、なんと、あると思っていた時刻表はなかった(建物内の窓口で尋ねるべきだったのかもしれない…)。
途方に暮れるも、しばらく待つ間、アテネ行のバスは何台も来たけれど、コリントス行のバスはさっぱり来なかった。
しかしながら‼
そんなことよりも‼
わたしは、突如、目の前に現れた「野犬の群れ」に息が止まりそうになった‼
冒頭写真:お昼寝中のワンコ、ナフプリオン