ひとり旅日記 ギリシャ

女ひとり旅日記 コリントス 考古学博物館 ギリシャの旅185

◆膨大な展示の中から、個人的に惹かれたものを紹介します。写真の一部にガラスの反射や見えにくいものがあります、ご容赦くださいませ。

考古学博物館の見学

まだ見るべき重要な遺跡が残っていたが、広大な遺跡ゆえ、太陽の熱にやられる前にクールダウンが必要と判断、いったん涼をとるべく博物館見学をはさむことにした。

中庭から見てみよう。

コリントス 考古学博物館

 

まずは、入り口に展示されたレリーフ。

ローマ軍団の兵士:ガイウス・ヴァレリウス・ヴァレンスの墓碑

コリントス 考古学博物館

 

模様のように刻まれたラテン語の文字。

コリントス 考古学博物館

 

※(自分なりにネットで調べたところ)彼は、第8アウグスタ軍団の百人隊長だったそうだ。この軍団は、ジュリアス・シーザー(ユリウス・カエサル)により創設され、一度解散したものの、アウグストゥス帝により再編、ローマ帝国の有力な軍団として、様々な戦いや遠征で活躍し「アウグスタ」の称号が与えられたそうだ。5世紀前半まで(約500年近く)存続したという。

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こちらは…度肝を抜かれた、奇抜なデザインの柱頭! 人がニュッと出てきて…ちょっとコワい(笑)。

コリントス 考古学博物館

 

ここから、廊下の展示コーナーへ移ります。

豊穣の女神:デメテル、冥界の神:ハデス、ペルセポネの浮彫のある台座。ローマ時代、1世紀。

コリントス 考古学博物館

 

穀物を手にしている。女神デメテルであろう。

コリントス 考古学博物館

 

反対側の女神は、顔が破損していた。手に何を持っていたのだろう?

コリントス 考古学博物館

 

酒神ディオニュソスの巫女:マイナス(メナード)のレリーフ。ネオ・アッティカ様式、ローマ時代、紀元前1世紀  恍惚として踊っているように見える。

コリントス 考古学博物館

 

甲冑像

コリントス 考古学博物館

 

細かい装飾に目を奪われる。

コリントス 考古学博物館

 

コリントス 考古学博物館

 

模様の一つ一つに意味があるのだろうが、想像がつかない。

コリントス 考古学博物館

 

廊下の展示の様子

コリントス 考古学博物館

 

こちらは神殿Eの破風を飾っていた彫刻らしい。

コリントス 考古学博物館

 

リアルな足の指。神殿の破風の装飾なので、人の目に触れない部分であるが、まったく手抜きがない。

コリントス 考古学博物館

 

流れるような衣服の線

コリントス 考古学博物館

 

穏やかな顔立ちの青年像

コリントス 考古学博物館

 

こちらの彫像も、神殿Eの破風を飾っていたそうだ。

わずかに髪の色が残っているように見える。

コリントス 考古学博物館

 

数々の彫刻たちが廊下に並ぶ。白いパネルのレリーフは、劇場を飾っていたようだ。

コリントス 考古学博物館

 

こちらは、神々(アフロディーテ)と巨人族の戦いのシーン。

コリントス 考古学博物館

 

その数に圧倒される!

コリントス 考古学博物館

 

こちらも劇場を飾っていた。ギリシャ人とアマゾン族の戦い、2世紀。

コリントス 考古学博物館

 

同上。

コリントス 考古学博物館

 

つづく

冒頭写真:「ギリシャ人とアマゾン族の戦い」のレリーフ(部分)、コリントス考古学博物館

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