コリントス出発の朝

風邪を治すべく、今日はゆっくりの起床となった。

アクロ・コリントス見学はキャンセルとなったが、コリントスを去る前に、もう一度ペガサスの公園に行って、海を見たいと思った。

空の青さ、海の色の鮮やかさ、朝のすがすがしい陽光のマジック。

ペガサスの公園の海 コリントス

 

青緑色にきらめく水面。

ペガサスの公園の海 コリントス

 

とても美しい。

ペガサスの公園の海 コリントス

 

上の2枚の写真をつなげてみました。

ペガサスの公園の海 コリントス

 

とっても気持ちの良い散歩でした!

ペガサスの公園の海 コリントス

 

バスターミナルにて

ホテルをチェックアウトした後、バスターミナルへ向かった。

実は、昨日もチケットを買おうとバスターミナルに来ていたのだが、窓口の女性に「(当日券しか販売できないのか)チケットの販売はできない」と言われてしまったので、今日は早めに来てチケットを買ったのだった。

コリントス12:30出発。アテネへは1時間30分くらいで着くらしい。

アテネのホテルには「到着時間:14時~15時、送迎タクシーは不要」とメールを打ってあった。とにかく、明るいうちにアテネに入っておくのは良いことだ。

バスターミナルでは、ガイドブックを読んだりして時間をつぶしていたが、出発時間になってもバスは来なかった。

(めずらしい…)

隣のおじさんが「チッ」と舌打ちをする。

バスが遅れたことは今まであまりなかったので、わたしは心配になり、バスターミナルの女性に「バス来ないですが、遅れてますか?」と聞きに行った。

それから、しば~らくして待ちに待ったバスがターミナルに入ってきた。その瞬間、バス待ちしていた人たちの視線が、いっせいにバスに注がれたのだろう。運転手はわたしたちに「みなさ~ん!お待たせしました~!!」と言うように、大きく手を振った。

さあ、コリントス出発! そしてアテネへ!!

アテネへGO!

1時間30分の短いバス旅であるが、のど飴をなめながら、アテネまでは休めるな…とホッとした。

しばらくするとイスモスに到着した。野犬がいたところである。わたしは「コリントス運河のシャッター・チャンスを逃すまい!」と、カメラを構えスタンバイした。

バスはすぐに運河の橋にさしかかり、あっという間に運河を走り過ぎた。2枚ほど写真を撮るのがやっとであった(冒頭写真をご覧ください)。

それからバスは、畑や山、海沿いを走り続けた。

コリントスからアテネへ

 

コリントスからアテネへ

 

だんだんと活気を帯びてくる車窓の風景に、いよいよアテネ入りだ…と気持ちが強くなってきた。

紀元前5世紀の歴史家トゥキュディデスの言葉「”ギリシャのギリシャ、アテナイ”」がこだまする。

さらに彼の言葉を借りると「”…今日でも海賊行為を誇りとする風習が残り、昔の詩人らは、船でやって来た人間には、海賊か?と尋ねる習慣を書きとめている。内陸でも同様、掠奪行為は今日にもその跡がある。帯剣は、かつて家を守る城壁がなく、往来するには危険がともなった時代の名残りである。今日ギリシャでも類似の風習が残っている。その中でも帯剣を外し、生活をかつてない優雅に改めたのはアテナイ人である…”」

アテネ入りに心躍るわたしであったが、しかしながら、胸中は複雑だった。なぜなら、アテネはこの旅の終着地点、ゴールであったからだ。まだ旅を終わらせたくない! 帰りたくない!と、わたしの中の深いところで何かが叫んでいた。

そうこうするうちに、家々の数、車の数、お店の数も増えてきて、ついに大きな町にやってきたと実感する頃に、バスの乗客たちはちょこちょこ下車し始めた。

そして、ついに、バスは終点のターミナルへ到着した。

つづく

冒頭写真:コリントス運河、バスの車窓から

※「””」は、戦史(トゥキュディデス)などからの引用(要約も含む)です。