アテネ(7日間)おすすめ観光 デルフィ・3島めぐり含む旅(上)
実際の旅(6月頭)では、14時ごろ(明るい時間帯)にアテネ入りしました。
1日目:リカヴィトスの丘見学(夕方~夜にかけて)
2日目:国立考古学博物館、ゼウス神殿、ハドリアヌスの門の見学
3日目:アクロポリス、古代アゴラ、ローマンアゴラなどの見学
4日目:新アクロポリス博物館、ケラミコスの遺跡などの見学
5日目:デルフィ日帰り観光
6日目:エーゲ海1日クルーズ(3島めぐり)
7日目:アテネ・フリー観光
(無名戦士の墓、貨幣博物館(元シュリーマンの家)、アテネ自由散策)
参考になれば幸いです。
博物館
アテネにはたくさんの魅力的な博物館があります。膨大な展示物を見学するには、想像以上に時間がかかりますので、スケジュールの時間調整をしておきましょう。
国立考古学博物館
ギリシャ随一の非常に重要な博物館です。ギリシャ中から集められた国宝が展示されています。彫刻も有名なものが数多く含まれますし、ミケーネの博物館ではほぼ展示品がレプリカだった黄金細工が、ものすごい数展示され圧倒されます。サントリーニのアクロティリ遺跡の壁画やアンティキティラ島の機械の展示もあります。
長時間の見学になると思いますが、見学に疲れたら、館内のビュッフェで一休みすることもできます。
以下、アテネ国立考古学博物館のパンフレットから引用させて頂きます。館内マップは日本語を加筆し、見やすいよう加工しています。
アテネ国立考古学博物館は、ギリシャ最大の考古学博物館であり、古代ギリシャ美術を専門とする世界でも有数の重要な博物館の一つです。19世紀末に設立され、ギリシャ全土から集められた古代遺物を収蔵・保護し、その歴史的、文化的、芸術的価値を展示しています。
歴史的建造物として保護されているこの博物館は、1866年、エレニ・トシツァから寄贈された土地に、建築家L・ランゲとP・カルコスの設計に基づいて建立されました。ファサード(建物正面)の最終的な形は、E・ジラー(※エルンスト・ツィラー)が手掛け、西棟が完成した1889年まで工事を監督しました。…20世紀に入り、東側に増築が重ねられ、徐々に現在の形になりました。
館内のギャラリーでは、古代ギリシャ文化の長い歴史をたどることができます。博物館のコレクションは、先史時代やエジプトの古代遺物、彫刻、壺、…青銅器など多岐にわたり、世界でも有数の充実したコレクションを誇ります。
■先史時代コレクション
紀元前7千年紀から紀元前1050年頃までエーゲ海地域で栄えた主要文明を代表する、他に類を見ない美術品で構成されています。展示品には、ギリシャ本土、エーゲ海の島々、トロイアなどの新石器時代から青銅器時代にかけての遺物が含まれています。最も重要な展示品は、ミケーネの王墓からの宝物、有名なキュクラデス諸島の大理石像、そしてテラ(※サントリーニ)島で発見された保存状態の良い大きな壁画です。これらの展示品は、1階の3~6号室と2階の48号室に展示されています。黄金のマスク
■彫刻コレクション
紀元前8世紀から紀元後4世紀末までの古代ギリシャ彫刻の発展を紹介しています。収蔵されている彫刻作品の多くは、美術史における傑作やランドマーク(美術史を彩る金字塔)であり、アテネをはじめ、テッサリア、中央ギリシャ、ペロポネソス半島、クレタ島、エーゲ海の島々など、ギリシャ各地から集められています。
これらの作品を通して、来館者は彫刻の発展と、様々な各地の工房の特徴について満足のいく理解を得ることができます。このコレクションには、世界でも有数の規模を誇るオリジナル彫刻群が含まれています。アルカイック期の作品群の中でも最も重要なのはクーロス像のシリーズ、そして数と質において他に類を見ない古典期の墓碑レリーフ:有名なヘゲソの墓碑や、サラミス島、イリソス川流域の墓碑などが含まれます。
このまさに宝庫とも言える大型彫刻のコレクションは、1階の旧館の外周を円形に取り囲むように配置されている30部屋を占めています。見学は最古の作品が展示されている7号室から始まり、古代末期の作品が展示されている33号室で終了します。
■壺と小芸術のコレクション
2階の49号室から63号室に展示されています。膨大な数と高い品質の幾何学模様の陶器、ヴァリ出土の初期の黒絵式土器、白地レキュトス、そして紀元前4世紀の赤絵式土器などは、このコレクションを世界有数の豊かなコレクションにしています。展示品は、ケラミコスやヴァリなどの墓地、アルゴスやペラホラのヘラの聖域、スパルタのアルテミス・オルティア神域、アテナイのアクロポリスやテーベのカベイロス(カベイロイ)の聖域などの発掘調査で出土したもの、あるいは偶然発見されたものや寄贈されたものまであります。展示品は年代順に並べられており、紀元前11世紀からヘレニズム時代にかけてのギリシャ陶器の変遷を示しています。
■テラコッタ像
幾何学様式時代から後期ヘレニズム時代(紀元前9世紀から紀元後1世紀)にかけての、ヘレニズム世界の主要な工房すべてを網羅する、多種多様なテラコッタ像を展示しています。■ヴラストス・セルピエリスのコレクション
このコレクションは、ヴラストス家・セルピエリス家から寄贈された古代ギリシャおよびタランティーノ地方(現在のタラント:※イタリア南部プッリャ州にある港湾都市)の遺物で構成されています。■金細工と銀器
…ギリシャ各地から集められた数々の金細工と精巧な銀器…、幾何学様式時代からローマ時代(紀元前9世紀から紀元後4世紀)にかけての600点を超える精緻な美術品は、その美しさ、独創性、そして色彩の豊かさで、訪れる人々を魅了します。■ガラス器
こちらは、ギリシャ本土のいろいろな地域や島々から集められた、希少なガラス器の数々を展示しています。属性もしくは年代順に分類し、異なる製造技術や、様々な形状や種類を紹介しています。展示品は、アルカイック時代から中世(紀元前8世紀後半から紀元後14世紀)にかけてのものです。■ブロンズ・コレクション
このコレクションは世界最大級の規模の一つです。特に、アルテミシオン出土のポセイドン像(もしくはゼウス像)、マラトンの少年像、アンティキティラ島の青年像、アルテミシオン出土の騎手像といった、他に類を見ない大型のオリジナル彫像で有名です。また、アンティキティラ島の機械装置、小像、壺などの小さな作品も所蔵しています。騎手像
ブロンズ作品の大部分は、ドドニのゼウス神殿、アクロポリスのアテナ神殿、オリンピアのゼウス神殿、ボイオティア地方プトオスのアポロン神殿、テッサリア地方のゼウス・タウリオス神殿など、ギリシャの主要な聖域に奉納されたものです。1階の36~39号室に展示されているこれらの小さな工芸品は、幾何学様式時代からローマ時代に至るギリシャ美術の発展を物語っています。
■エジプト・コレクション
所蔵品の重要性において世界的に知られているコレクションです。代表的な物は、1階の40号室と41号室に展示されています。これらの作品は年代順に並べられており、先王朝時代初期(紀元前5000年)からローマ帝国時代(紀元前30年~紀元後395年)に至るまでの、エジプト文明の全貌を網羅しています。彫像、レリーフ、石碑、陶器、石棺、ミイラ、ファイユームの肖像画、ミニチュア・アート、宝飾品など、あらゆる芸術様式の作品が展示されています。■スタタトス・コレクション
1階42号室に展示されています。970点に及ぶ収蔵品は、主に様々な素材を用いた小芸術作品で構成されており、中期青銅器時代からポスト・ビザンティン期までの時代を網羅しています(※エレニ・スタタトスから寄贈されたコレクションです)。■キプロス・コレクション
本展では…180点の工芸品を展示しています。これらは、青銅器時代初期(紀元前2500年頃)からローマ時代(紀元後4世紀)までのキプロス美術の主要な時代を代表するものです。宗教、芸術、商業など、古代キプロスの生活の様々な側面を紹介することを目的としています。以下、館内マップ(日本語を加筆し、見やすいよう加工しています)
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アテネ考古学博物館 パンフレットより (一部引用し、ざっくり和訳)
※(※~)は加筆しています。
実際に見学して
朝一で訪問したにもかかわらず、夢中で見学するうちに、最後の方の壺の見学は時間がなくなり、駆け足になってしまいました。スキップしてしまった部屋もあり、1日の見学では時間が足りませんでした(涙💧)!!
新アクロポリス博物館
アクロポリスのエレクティオンの5体の少女像が360度、全方向から見られるよう展示されています。また、パルテノン神殿を飾ったレリーフや彫刻のミニチュア版、アクロポリスの丘の模型、古代版クレーンの模型、彫刻や壺絵などの見学ができます。
以下、新アクロポリス博物館の日本語のパンフレットから引用させて頂きます。
アクロポリス博物館は、聖なる丘とその周辺で発見された貴重な出土品の数々を展示するため、著名なスイス人建築家ベルナール・ チュミ氏とギリシャ人建築家ミハリス・フォティアディス氏が共同で設計を担当。2009年の夏にオープンしました。
建物は、アクロポリスの丘から300メートル南に下ったマクリヤニ歴史地区に位置しています。アテネの中心部からはおよそ2kmの距離で、地下鉄アクロポリス駅のすぐ隣という便利なロケーション。また、博物館の正面入口は、アテネの遺跡統合ネットワークの主軸をなす遊歩道、ディオニシウ・アレオバギートゥ通りの起点に位置しています。
■建築
アクロポリス博物館の総面積は25,000平方メートルで、 展示スペースは14,000平方メートル以上に及びます。また、建築デザインは、①アクロポリスとの視覚的連携を保つ、②パルテノン神殿のすべての彫刻を収蔵・展示する、③建物の基底部に横たわる発掘現場に適合させる、という3つの要件を満たしています。館内に展示されている遺物とその出所であるパルテノン神殿との視覚的連携は、“パルテノンギャラリー”の壁を透明ガラスにすることで達成されています。来館者はこのギャラリーから、アクロポリスやそれを取り囲む歴史的丘陵地帯、そして近代都市アテネの息を呑むような景観を楽しむことができます。
“バルテノンギャラリー”の内部には、バルテノン神殿のフリーズ(浮き彫り彫刻)を収容・展示すべく特別設計された長方形のコンクリート製コアが、神殿と同じ寸法および方角に建てられています。
博物館の基礎部分は100本を超えるコンクリートの柱脚で支えられており、これによってまるで宙に浮いているかのような印象を与えると同時に、発掘現場をしっかりと保護しています。
■コレクション
博物館内は、3つの階に展示される収蔵品と、建物の基礎部分に横たわる発掘現場で構成されています。1階にある”アクロポリスの斜面ギャラリー”は、丘の斜面に設けられた聖域からの出土品や、アテナイの住民が各時代を通じて使った日用品の数々を収蔵しています。
2階の東と南に位置し、高さ9メートルの天井から自然光が降り注ぐ”アルカイックギャラリー”は、アクロポリスの初期の神殿を飾った素晴らしい彫刻を収蔵。また、アルカイック期の優美な“コレス” (若い女性像)や“イビス( 騎手)、女神アテーナーの彫像、男性像、大理石のレリーフ、ブロンズ製の小物や土器といった参拝者の奉納物も展示されています。
アクロポリス博物館見学のクライマックスを飾るのは、4 階のガラスケースに収められた”パルテノンギャラリー”。 長方形のコンクリート製コアの外周を巡るように、パンアテナイア祭の行進を描いたフリーズ (浮き彫り彫刻)が展示されています。ギリシャ神話の名シーンをレリーフにした大理石板”メトープ”は、バルテノン神殿と同数のステンレス製柱の間に収められています。また、ギャラリーの東西に置かれた台座には、壮大なペディメント(三角形の切妻)が展示されています。東側のペディメントは父なるゼウスの頭から誕生する女神アテーナーを、西側のペデイメントはアッティカの地を巡るアテーナーとポセイドンの戦いをそれぞれ描いています。
“バルテノンギャラリー”を見学した後は2階へ戻り、バルテノン神殿の建設後に追加された一連の建築物、プロピュライア(神殿入口) やアテーナー・ニーケー神殿、 エレクチオン神殿でツアーを締めくくります。2階北ウィングでは、印象的な古代の彫刻やローマ時代のレプリカのほか、献辞や布告を刻印した紀元前5~4世紀のレリーフ、装飾をあしらった彫刻や胸像の台座、そして古代末期~ビザンチン時代初期から選りすぐった作品群を展示しています。
エレクテイオンの少女像
博物館の建設に先立つ発掘調査中に出土した古代アテナイ市街の膨大な遺物も、アクロポリス博物館の展示ブログラムを一層魅力的なものにしています。この発掘現場は、1階や上階の床にはめ込まれた大判のガラス板を通して見ることができ、まるで古代アテナイの街並みを歩いているような気分が味わえます。
■開館時間
4月1日~10月31日
月 8:00~16:00
火~日 8:00~20:00
金 8:00~22:0011月1日~3月31日
月~木 9:00~17:00
金 9:00~22:00
土・日 9:00~20:00休館日:1月1日、イースターの日曜と翌月曜、5月1日、12月25・26日
■入館料金
一般 5ユーロ
割引券の利用や無料開放については、博物館のウェブサイトをご覧ください。■障害者の利用について
博物館の公共スペースはすべて車イスが利用できます。車イス用スロープは、ディオニシウ・アレオバギートゥ通りに面した正面入口と、マクリヤニ通り及びミツェオン通りに面した通用口に用意されています。■クローク
バックパックや手荷物は1階のクロークに預けてください。順番待ちの長い列に並ぶのを避けるため、こうした物品を博物館に持ち込まないようにお願いします。クロークに預けられた貴重品や壊れ物について、博物館は一切責任を負いません。■携帯電話
携帯電話の使用は、博物館ロビーとレストラン、カフェのみに制限されます。■写真撮影
写真はアクロポリスの斜面ギャラリーと”アルカイックギャラリー”を除くすべての展示スペースで撮影できます。ただし、フラッシュや三脚、照明器具等の設備は博物館内では使用できません。また、撮影した写真を印刷物や電子メディアを通じて出版することは禁止されています。非営利目的で使用する写真は、ウェブサイトから入手できます。■カフェ&レストラン
請物館の1階には発掘現場を見下ろすカフェ、3階にはアクロポリスの全景が眺望できるレストランが用意されています。レストランは通常、 博物館の開館時間内、そして毎週金曜日は深夜12時まで営業しています。また、館内は無料でWifiが利用できます。3階のレストランや売店の利用については、入場券売場にお問い合わせください。■売店
見学ツアーの終わりに、館内2カ所の売店で土産品や洗練されたギフトを探してみてはいかがでしょう。館内売店でしか手に入らないエクスクルーシブな展示品の複製や多彩なジュエリー、絵葉書や文具、機能的でお洒落なインテリアグッズ、児童向けギフトなどを豊富に取り揃えています。また、3階売店ではアクロポリスや古代世界に関する図書も多数販売しています。■読書ラウンジ
3階にはカリアテッド (女性像柱)やヘカトンペドン (百尺神殿) のペディメントを望む読書ラウンジが設置されており、ゆったりした椅子に腰かけて、アクロポリスや古代世界に関する書籍を探すことができます。■ベビールーム
2階ギャラリーの北側に、ベビールームが用意されています。また、ベビーカーもクロークにて無料で貸し出しています。■考古学者によるガイド
午前9時から午後5時までの間、博物館の展示品に関する質問に答えてくれる考古学者が展示スペースに配備されています。考古学者は ’archaeologist’と書かれた大きなバッジを付けていますので、気軽にご質問ください。■団体や学校の見学
団体や学校の見学は、月~金の午前9時から午後5時まで電話 (+30 210 9000903) またはウェブサイトを通じてお申込みください。博物館ではまた、児童や教育者向けの教育プログラムも実施しています。詳しくは、博物館のウェブサイトをご覧ください。アクロポリス博物館 パンフレットより引用
※開館時間や入館料金は変わる可能性があると思います。
実際に見学して
一番驚かされたのは、極彩色の彫像たち。当時の色彩を再現した彫像たちの展示コーナーがあり、その色鮮やかさは、一部は蛍光色ではないか、と思うくらいのド派手さでした(写真撮影禁止のコーナーでしたので、撮影できなかったのが残念!)。
貨幣博物館(イリウ・メラトロン)
現地のパンフレットから引用させて頂きます。
ここでは、ギリシャ世界、ヨーロッパ全般、そして東地中海地域における貨幣の歴史をたどることができます。博物館には、先史時代から現代に至るまでの50万点を超える収蔵品があり、そのほとんどが硬貨ですが、重り、メダル、…印章石なども展示されています。
実際に見学して
この建物はシュリーマンが晩年を過ごした家であり、美しい建物の優雅な内装や庭(カフェにもなっている)も楽しめました。床の柄にミケーネ文明の装飾品のモチーフが使われていて、シュリーマンのこだわりを感じました。コインもいろいろなデザインがあって面白かったです。日本の小判があったのには驚きました。
イリウ・メラトロン館内
イリウ・メラトロン館内 中庭
展示物の写真撮影は、かならず事前にルールを確認しましょう。



